□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年7月17日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 需要回復でも期先膠着が続く東京ゴム先物、当限は約4カ月ぶりの高値を更新 =================================== <期先膠着化の中で当限はじり高> 東京ゴム先物市場では、当限と期先との間で全く異なる相場展開が観測されている。期先限月は、1㎏=150円台中盤から後半で方向性を欠く展開になっている。上海株連動の上海ゴム相場高で7月7日には159.70円まで上昇していたが、160円台乗せを前に失速し、明確な方向性を打ち出せていない。一方、当限は140円台前半での保ち合いを経て、7月17日の取引では150円の節目に到達している。期先限月の膠着化が続く中で当限は3月19日以来の高値を更新しており、必然的に当先の順サヤ(期近安・期先)は縮小傾向を強めている。 6月8日時点では27.40円の順サヤが形成されていたのに対して、その後は緩やかなペースでサヤが縮小しており、6月末時点では14.80円となっていた。それが7月15日には10円の節目を割り込み、17日終値では5.70円となっている。期先限月だけをみていると、ゴム相場は完全な膠着状態にあるが、当限は極めて緩やかなペースではあるが安値修正プロセスを維持しており、ゴム相場全体の実勢としては改善傾向にあると見て良いだろう。… … …(記事全文3,724文字)
