□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年7月10日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 天然ゴムは中国の官製相場期待と、米国の新型コロナ警戒に挟まれる展開 =================================== <上海ゴム急伸も、東京ゴムは小動き> 東京ゴム先物相場は、1㎏=150円台中盤から後半で方向性を欠く展開が続いている。中国株の急伸地合が上海ゴム相場も押し上げる中、7月7日には159.70円まで値上がりしている。しかし、160円台回復から一段高を打診するまでの勢いはなかった。全般的に薄商いの小動きに終始しており、地合の強弱評価を巡る以前の問題として、積極的な売買が見送られている。 7月のゴム相場環境で特筆すべき動きは、中国株の急伸である。上海株価総合指数は月初の2,991ポイントに対して、7月9日には3,456ポイントまで、僅か1週間強で15%を超える上昇率を記録している。中国政府系メディアである中国証券報が6日付けの論説記事において、資本市場改革が進められ国内外から資金が集まり、中国経済が回復しつつある中、「健全な強気相場」の準備が整いつつあると報じている。同日には、国営中央テレビ(CCTV)も中国株の上昇を大きく取り上げており、中国共産党政権主導の「官製相場」化が進んでいるのではないかとの見方が広がっている。… … …(記事全文4,082文字)
