□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年6月22日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== プラチナ相場の安値修正局面は終了、一段高には先高感の形成が求められる =================================== <安値修正終了後に、方向性を欠く展開が続く> NYMEXプラチナ先物相場は5月20日の1オンス=943.00ドルをピークに、800ドル台前半まで値位置を切り下げる展開になっている。3月16日の562.00ドルをボトムに、経済活動正常化への期待を織り込む展開が続いていたが、短期的な過熱感に加えて新型コロナウイルス「第2波」に対する警戒感もあり、上げ一服となっている。6月は総じてじり安傾向になっているが、先安感から積極的に売り込まれているというよりも、約2カ月半にわたる急騰相場の反動安局面との評価が妥当だろう。 そして、これは世界の株式相場は非鉄金属相場などにも共通したテーマであり、安値修正プロセスが一巡した後の相場展開について、気迷いムードが広がっている。米商品先物取引委員会(CFTC)にょると、大口投機筋のネットポジションは4月21日時点で1万5,287枚の買い越しなっていたが、5月26日時点では2万3,023枚の買い越しになっている。値ごろ買いと同時にショートカバー(買い戻し)が膨らんだが、6月は安値を買い拾った向きが一斉に手仕舞い売りに動いている。一方で売りポジションの整理は一巡しており、安値修正プロセスが一巡したことが窺える。ここから一段高を試すためには、「安値修正」ではなく「先高感」に相場ステージをシフトすることが求められるが、現在のプラチナ相場にそこまでのエネルギーがあるのか、気迷いムードが強くなっているのが現状である。… … …(記事全文4,010文字)
