□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年6月12日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 天然ゴムは3カ月ぶり高値更新後に軟化、持高調整か基調転換かの議論 =================================== <新型コロナウイルス終息のストーリーに不確実性> 東京商品取引所(TOCOM)の天然ゴム先物相場は、6月8日の取引で1㎏=167.60円まで値上がりし、3月11日以来となる約3カ月ぶりの高値を更新した。しかし、その後は調整売りに上値を抑えられ、12日安値は155.30円に達するなど、上げ一服感が広がっている。ゴム需要環境の正常化期待を背景とした上昇トレンドが維持される一方、足元では調整売りに上値を抑えられており、ボラティリティが高まっている。 6月11日のダウ工業平均株価は前日比で1,861.82ドル安の2万5,128.17ドルとなり、過去4番目の下げ幅を記録している。3月23日の1万8,213.65ドルをボトムにほぼ一直線に値上がりが続いていたが、大規模な調整圧力に晒されている。こうしたリスク投資環境の地合悪化が、足元ではゴム相場の上値を圧迫している。為替相場に目を向けても、6月1日の1ドル=109.84円に対して、11日安値は106.56円となっており、3.28円もの円安・ドル高は、輸送コストなどを考慮に入れなくても円建てゴム相場を4円程度押し下げるインパクトがある。… … …(記事全文3,808文字)
