□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年6月10日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 精製マージンが示す原油価格の高値限界論、ゴールドマン・サックスの弱気論理 =================================== <気が遠くなる程の在庫> 米金融大手ゴールドマン・サックスは6月8日、今後数週間で原油価格は反落する公算が大きいとの見方を示した。「気の遠くなる程の(daunting)」在庫が覆いかぶさることに加えて、「(製油所)マージンが空前の低さにあることで、原油価格が過大評価(over-valued)されていると同時に、需要回復が緩やかなことが反映されている」と指摘している。今年の原油価格見通しについては、WTI原油で従来の33.10ドルから36.00ドル、ブレント原油で同35.60ドルから40.40ドルまで引き上げているが、ファンダメンタルズは弱気に傾いているとの警戒感を示している。 過剰在庫の問題については、特に目新しいものではない。原油相場急落の過程において、陸上と洋上に大量の在庫が発生したことで、原油価格が上昇すればする程に、在庫が市場に出回ることが、原油価格を抑制するというのは、従来から指摘されていたロジックである。… … …(記事全文3,994文字)
