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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

金市場で注目すべきFOMCのポイント、パウエル議長発言が最大のリスク要因に

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年03月19日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ===================================  金市場で注目すべきFOMCのポイント、パウエル議長発言が最大のリスク要因に =================================== <FOMC前の論点整理、2018年3回利上げ予想は据え置きか> 3月20~21日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長になってから初めての会合となるが、今会合では0.25%の追加利上げがほぼ確実視される状況になっている。昨年12月に0.25%の利上げが実施された直後だが、当局者が景気とインフレ環境の改善に対して自信を強め、利上げ対応が後手に回るリスクさえも浮上し始める中、昨年と同様にまずは3月段階で今年最初の利上げ対応を消化する方向性になる。 もっとも、CMEのFedWatchでは、同会合での利上げについては94.4%まで織り込みが終わっており、もはや利上げ対応の有無は相場テーマになっていない。寧ろ利上げが見送られることの方がサプライズだが、ここまでマーケットが利上げを織り込んでしまった状態になっている以上、FOMCとしても利上げ見送りの選択肢は存在しない。
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