□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年01月06日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。2017年の原油価格見通しです。需要・供給見通しの数値から、冷静にどのような需給環境・価格環境が実現する可能性が高いのかを検証します。 =================================== 2017年の原油価格を考える ~産油国の方針転換で強含みの展開か~ =================================== <OPEC主導の需給コントロールには期待できる> 2016年のNYMEX原油相場は3年ぶりに前年比でプラスを記録した。14年が1バレル=45.15ドル安、15年が16.23ドル安となっていたが、16年は16.68ドル高と、概ね14年末の価格水準を回復することに成功している。14年中盤までの100ドル前後の値位置と比較すると、依然として半値水準であり、04~05年の価格水準に回帰したに過ぎない。しかし、昨年2月の安値26.05ドルからはほぼ二倍の値位置まで切り上がっており、原油相場の急落局面には一応のブレーキを掛けた格好になっている。 17年の原油相場は深刻な供給過剰状態に終止符を打ち、在庫環境の正常化と連動して価格水準を更に切り上げることが可能なのか、それとも供給過剰の解消が進まず、再び低迷局面に後戻りするのかの分岐点を迎えることになる。需給均衡化の目途が立つのであれば、投機マネーの基調は「戻り売り」から「押し目買い」への完全な転換が促され、原油価格のコアレンジ切り上げが促されやすくなる。一方で、原油相場の急落開始から2年半以上が経過しているにもかかわらず需給均衡状態の実現が危ぶまれるのであれば、再び20ドル台まで原油安が進む可能性も完全には排除できないことになる。… … …(記事全文6,015文字)
