□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年10月31日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。OPECの第一回ハイレベル協議が開催されました。結論としては何も合意がされませんでしたが、何を話し合い、何を話し話し合わなかったのか。そして、どこまで意見の一致があり、どこで議論が割れているのかを検証します。 =================================== 第一回OPECハイレベル協議で合意されたこと、合意されなかったこと =================================== <OPECハイレベル協議に進展みられず> 10月28~29日、石油輸出国機構(OPEC)の第一回ハイレベル協議がウィーンで開催された。結論としては、OPEC加盟国間でも、OPEC加盟国・非加盟国間でも新たな合意形成は行われず、今後の政策対応については継続協議扱いに留まっている。もっとも、マーケットではOPECの政策調整を巡る足並みの乱れは事前に周知されていたことで、今回のハイレベル協議で何ら合意形成が行われなかったことに対しては、「想定通り」との冷静な評価が優勢になっている。NYMEX原油先物相場は、10月28日終値が1バレル=48.70ドルだったのに対して、合意失敗が伝わった31日のアジアタイムは総じて48.50ドル水準までの値下がりに留まっている。最近の原油価格の軟調地合を追認する内容になったものの、ネガティブ・サプライズとまでは受け止められていないことが窺える状況になっている。… … …(記事全文5,559文字)
