□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年04月21日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。ドーハ会合決裂で一時急落していた原油相場ですが、その後は逆に年初来高値を更新する動きを見せています。なぜ、これまでの上昇相場を支援してきた材料が失われたにもかかわらず原油相場は上昇したのか、そして、ドーハ会合後の主要産油国の動向をレポートします。 =================================== 物別れに終わったドーハ会合、イランの増産方針に怒るサウジの動静 =================================== <絶妙のタイミングだったクウェートのスト> 4月17日にカタールの首都ドーハで開催された産油国会合(以下、ドーハ会合)では、産油量凍結が協議されたものの、合意に至ることはできずに物別れに終わった。ロシアのノバク・エネルギー相が、「この会合は協議のためのものではなく、署名のためのものだった」と困惑を見せていることに象徴されるように、マーケットでもドーハ会合決裂の可能性は殆んど認識されていなかった。イランが産油量凍結に拒否反応を示していたことが不確実要素になっていたが、経済制裁解除直後というイラン側の特殊事情を考慮すれば、当面は一定の産油量回復(=増産)を許容した後に、産油量凍結合意に合流すれば十分であると考えられていたためだ。… … …(記事全文5,221文字)
