□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年05月20日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。原油価格の現状と見通しのアップデートです。最近の原油市況解説ではクッシング在庫環境ばかりが取り上げられる傾向にありますが、同在庫環境の評価、IEAの5月月報で指摘されたことなどを確認しつつ、原油価格に対する理解を深めたいと思います。ウクライナ情勢といった地政学的リスクの影響も指摘されていますが、原油需給で何が問題になっているのかにも注目したい局面です(3,932文字)。 =================================== 需給逼迫を警戒するIEA、イランの市場復帰を警戒するOPEC =================================== <今年のドライブシーズンは高値スタートか?> 米国では5月最終週の月曜日(今年は26日)がメモリアル・デー(Memorial Day、戦没将兵記念日)と言われる休日になるが、一般的にこのメモリアル・デーから8月にかけての約3ヶ月間が「ドライブシーズン」と称されるガソリン需要期になる。気の早い人はここから夏季休暇を取り始め、行楽関連の需要がガソリン消費を押し上げることになる。 もちろん、暖房用油のような大規模な需要変動が発生する訳ではないが、それでも昨年の場合だと春先のガソリン消費量が日量850万バレル前後だったのに対して、ドライブシーズン中は900万バレル台に乗せる週も珍しくは無かった。1~5月のガソリン消費量が平均で日量849万バレルだったのに対して、6~8月期の平均は905万バレルに達しており、6.6%の需要拡大が確認されている。… … …(記事全文5,036文字)
