□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年05月16日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。久しぶりにコーヒー相場を取り上げます。5月入りしてブラジル産コーヒーは収穫時期を迎え、天候相場は幕引き段階を迎えています。こうした中、収穫状況を映してより精度の高い生産高見通しを構築できる状況になっているため、マーケットでは思惑先行の荒れた相場展開になっています。最新のコーヒー需給見通しから、現状と今後の相場展望について考えてみます。また、コンビニ・コーヒー市場についても、簡単に触れています(3,631文字)。 =================================== 天候相場から需給相場に移行するコーヒー相場、半年で2倍に上昇の実力 =================================== <過去半年で2倍になったコーヒー価格> ICEコーヒー先物相場は、1ポンド=200セント近辺の高値圏での取引が続いている。昨年11月7日には100セントの節目割れ目前となる100.95セントまで値位置を切り下げていたが、4月23日には一時219.00セントに達し、最大で118.05セント(117%)もの急騰相場を演じている。その後は、主産地ブラジルで収穫作業が開始されたことを受けて200セント台を維持することに失敗しているが、直近の5月15日終値では196.80セントと依然として半年前の2倍近い値位置での取引になっている。これは約2年ぶりの高値となる。 背景にあるのは、2014/15年度のブラジル産コーヒー生産環境に不確実性が強いことだ。ブラジルでは、昨年第4四半期から今年第1四半期にかけて極度の降水量不足に陥った。通常だと、コーヒーは年末近くに開花から結実・成熟期を迎え、5月前後から収穫が開始される。ただ、その最も重要な生産ステージに十分な土壌水分を得られなかったことで、生産高・品質へのダメージが強く警戒されている。… … …(記事全文4,825文字)
