■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:648円/月):Vol.853 <853号:速報:米国大統領にトランプ(1) 「金融抑圧」に舵を切った黒田日銀(2)> 2016年11月09日: 金融抑圧はどう効くかの検討 EPUBダウンロード:http://foomii.com/00023-36552.epub ウェブで読む:http://foomii.com/00023/2016110917155635946 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ おはようございます。博多駅前の大通りに、突然、大きな穴が開くという前代未聞の事故が起りました。地下鉄のトンネル工事で、普通は固い粘土層(約5m)を破壊し、水が流れ込んで崩れたようですが、これにはびっくり。近くの日航ホテルに泊まったとき、通るところでした。幸い人命への被害はない。 思い出したのは、1995年の韓国、業界売上高で1位だった山豊(サンブン)百貨店の床の崩壊です。死者502人、負傷者が937人という。成長していた韓国産業の将来不安を象徴しているかな、とも考えました。 上海で有名ホテルに泊まったとき、インターネットにつなぐため、電話の端子を探したのですが、なかった。電話線をたどると、ベッドのヘッドボードの裏でした。よいしょ、どっこいしょとダブルの重いベッドを動かして、驚きました。 ぼろぼろのコンクリートが剥(む)き出しだったからです。危ないホテルだと思ったことを覚えています。中国産業の品質管理をシンボライズしているかとも思えました。輸入コンテナを開けたら、カビだらけの革張り椅子だったという事故があった時期です。 当時、Wifiはなく、確か9.6Kや4.8Kだったアナログ回線でつないでいました。欧州や米国のホテルでも、床にかがみ込んで電話端子を探し、引き抜いていたのです。Wifiの無線LANは便利至極です。 地面の「はらわた」を露出させた大穴を見て、豊洲市場の問題とともに、日本の産業の凋落を象徴していなければいいが、と思ったのです。52年前、1964年の東京オリンピックの前、「海外に恥ずかしいところをさらしては、いけない」と、貧しいなかで、やせ我慢し、頑張っていたころと、産業の雰囲気が違います。 日本は、武士道と恥の文化(価値観と行動様式)だったはずです。オリンピックに間に合わせる突貫工事だった新幹線(1964年)と、その前の東京タワー(1958年)は、今も傑作です。その国の価値観と行動様式は、もっと基礎的な土木・建設工事に現われます。 マレーシアで、高級住宅に行ったとき、隠れたところの壁の釘が折れ曲がったまま打ち付けられていました。これも、産業の品質の、文化的な障害になると思ったのです。現場職人とマネジャーの、国民と共有している品質への価値観が、こうしたところに現われるからです。日本は、見えない衣服の裏地にこそ手間をかける文化でした。そのはらわたが、博多の道路で露出したのです。… … …(記事全文7,625文字)
