■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:648円/月):Vol.831 <831号:リフレ政策の失敗とサマーズの長期停滞論(2)> 2016年6月19日:赤字財政の拡張に向かう日本 EPUBダウンロード:http://foomii.com/00023-34348.epub ウェブで読む:http://foomii.com/00023/2016062310000033745 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ おはようございます。日本政府・日銀によるインフレ目標2%を掲げた経済成長策は、3本の矢のアベノミクスとも言われました。 時の流れが速い現代では、3年前は、旧聞に属します。しかし、この金融・経済政策は今日、そして安倍政権の間は続くことなので、まず、その内容を確認します。次に、元財務長官のサマーズが唱える長期停滞論で浮かび上がってきた赤字財政拡張の展開を想定し、問題になることは何かを示します。 ▼アベノミクス 【第一の矢】大胆な金融政策、これが「異次元緩和」です。 この策は、目的は果たさずとも、実行されました。2013年4月からの3年2ヶ月で、日銀のB/S(貸借対照表)は429兆円へと、265兆円も膨らんでいます。これは、日銀により265兆円の負債が作られて、それがマネー供給の増加になっていることです。 日銀が買い上げた国債は、125兆円(2013年3月末)から373兆円(2016年6月)へと、248兆円増えました。現在も、毎月6兆円から8兆円の国債の購入による当座預金の増加として、続いています。いつまでこれを行うのか、いや、いつまで行うことができるのか不明です。 日銀に国債を売った金融機関が、日銀に預けている当座預金は、285兆円に膨らみました。金融機関がもつ国債が、日銀の買いにより現金になったからです。しかしこの増加は、目的である金融機関による貸し出しの増加には波及していません。 世帯と企業がもつマネー・ストックは、従来の傾向(2%~3%/年)でしか増えていません。異次元緩和が目的とした設備投資と需要の増加がないのです。… … …(記事全文17,606文字)
