■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:648円/月):Vol.801 <801号:異次元緩和の効果と限界に関連した質疑応答(1)> 2015年12月10日:量的緩和の効果、限界、副作用 EPUBダウンロード:http://foomii.com/00023-30884.epub ウェブで読む:http://foomii.com/00023/2015121010000030265 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ おはようございます。日銀が1年に80兆円という規模で行っている「量的・質的緩和(QQE)」の効果と結末について、読者の方々から疑問や質問をいただいています。 本誌を創刊して以来、「読者の方々からいただく一つの疑問や質問」の裏には、同じ考えの人が100名以上、あるいは500人はおられるとかと想像してきました。このため余裕時間がある限りは、回答をしています。根拠を示すためには長い回答が必要なものもありますが、ごく短く答えてきました。 【量的緩和】 量的緩和は、日銀が、金融機関が保有する国債を市場で買い、代金として、金融機関が日銀にもつ預金残高(当座預金:マネタリー・ベース)を増やすものです。マネタリー・ベースには現金も含まれますが、量的緩和による1万円札の発行増加は少ないので、ほぼ当座預金の増加と言えます。 【質的緩和】 質的緩和は、日銀が、国債以外の株や社債を買い、金融市場に、直接、資金を供給することです。量的緩和とは別に、1年に3兆円(月間平均2500億円)の枠で、日経平均や東証株価指数に連動する株ETF(上場投資信託)を買い続け、株価を底支えしています。 公的な年金基金を運用しているGPIF(運用資産135兆円:15年9月)も、国債を日銀に売って、その代金で国内株式に対し29兆円(21.4%)の投資をしています。11月に上場した郵貯、かんぽ保険からの、株式の買いもあります。わが国でも、実質的な配当である自社株買いが増えていて、これらの買いの要素が、日経平均2万円付近を作っています。これらがないと、4割は低い1万2000円(予想PER12倍付近)でしょう。 http://www.gpif.go.jp/operation/state/pdf/h27_q2.pdf 日本株の親である米国ダウの$1万7500も、その40%($7000分)は、100兆円/年(2015年のWSJ紙予想)という異常な自社株買いによるものです。FRBが利上げして、資金が詰まり、自社株買いが減れば、米国株は相当に下げるでしょう。 東証の後場が終了に近い午後2時半ころに、日経平均がするすると上がるか、または下落が反転した場合、これは、ほとんどの場合、日銀マネーの株ETFの買いによるものです。ETFの買いの基準は、前日比で1%の株価指数(日経平均や東証株価指数)の下落があったときと推計できます。… … …(記事全文17,640文字)
