■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:630円/月):Vol.658 <658号 :アベノミクス・パラドックスが生じてきた(3)> 2013年6月13日:株と債券の価格と、実体経済 EPUBダウンロード:http://foomii.com/00023-16666.epub ウェブで読む:http://foomii.com/00023/2013061310000015992 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ おはようございます。梅雨とは言え、なぜか、雨が降りません。ほぼ3か月、相変わらず、眠るときは夏目漱石です。日本に生き、根底のところを考えて書き残してくれたことを、ありがたく思うのです。 【小説論 : 3行×7段落】 残った言葉を読んでいる私の時間は、漱石の、生きた時間と一致します。その意味でナマの現在であり、化石になった過去ではない。幾度読んでも、豊饒な観念を与え、感情を喚起される文章はマレです。 木が、名人の彫刻刀によって、貴重な美をあらわすものに変わるように、画布と絵の具が、画家によって至上の花をあらわすように、漱石が書いた言葉が、彼の(観念が)生きた世界を写しています。 観念が生きたというのはイマジネーション(想像力)ということです。小説は、個人が見た、知った、経験した現実をモデルに、あるいは元に、言葉が喚起する想像的なものを使い、脚色したものです。 〔個人 →現実の経験 → 言葉の意味と連なり → 小説の世界〕 ↓ ↑ ↓ 〔共有できない個的な世界〕 〔言葉〕 〔人と共有できる世界〕 例えば漱石の恋愛は、全く個的なものです。誰も、その中身は分からない。自分でも分かっていず、感情に流されているだけかも知れません。この閉ざされた個的な世界の一端を、言葉によって表現する。 読む人は、漱石が生きた観念の世界を、生きることができる。『草枕』の漢語をたどれば、小天(こてん)温泉(熊本県玉名市)の自然、宿、美しいお那美さんが浮かびます。実際に、温泉に入るのではないのですが、漱石が行ったときのことを、言葉で、体験できます。 それが実際のものであるように、読んだ人が受け取るには、言葉の技法が必要です。彫刻刀で木を彫れば、誰でも彫刻ができるのではない。技術が必要です。小説でも、言葉を使う技術が必要です。… … …(記事全文15,820文字)
