■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:630円/月):Vol.599 <599号:ギリシアとスペインの債務問題> 2012年6月13日:ユーロの帰趨と帰結 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ おはようございます。ユーロについての日本の分析や論調は、地理 的に欧州が遠いためか、のんびりしているように感じます。日本人 は、米国は心理的に近く感じるのですが、欧州は遠い。 米ドルを論じるエコノミストは多くても、欧州経済とユーロに対し ては少ない。金融が大きくなった経済では、経済を論じることは、 通貨を論じることでもあります。通貨の価格は、各国の株価のよう なものでしょう。 ギリシアとスペインでは、預金者が、銀行から預金を引き出してし まうBank Run(取り付け)が起こっています。 政府(スペインの財務大臣モントロ氏)は、当然に「スペインでは 取り付け起こらない。」と否定しています。取り付けがあっても、 政府は、あると言えません。 あると言えば、取り付けが急拡大し、銀行にはパニックの群衆が並 ぶからです。いや今はインターネットで引き出しができます。ネッ トのほうが先行するでしょう。 銀行からの預金取り付けは、預金総額の5%であっても、その国の 金融システムを崩壊させて、信用恐慌を生みます。 信用恐慌は、投資や在庫サイクルからくる普通の不況(リセッショ ン)ではない。経済取引に必要なマネー(=信用)が抜けることか ら起こるものです。 借入であれ、自己資金であれ、企業と世帯のお金が減れば、投資と 商品購買は、その分減ります。GDPは、投資と商品購買の総額です。… … …(記事全文16,768文字)
