… … …(記事全文3,335文字)【海上自衛隊の懲戒処分が止まらない】
潜水士と秘密情報保護法違反で大量の処分を出したが、さらに、糧食ルール違反者が増え続けている。9月10日、海上自衛隊基地内で不正飲食でまた代金未払い飲食で停職10か月の処分を発表した。他にも調査中の隊員がいる。
自衛隊は軍ではないので有事を想定していないのだろうか?
この糧食ルールでの懲戒はさらに増えるだろう。
【自衛隊の糧食ルール】
その中途退職希望者達がこの糧食ルールでの懲戒を受ける可能性が高いので事前に注意喚起しておこうと思う。
艦艇勤務者は海上自衛隊内でも優秀な隊員達なので、簡単に退職が許可されることはない。艦艇勤務を離脱しても、多くはしばらく気がかわらないか説得されながら陸上勤務につくことになる。海上自衛隊員の艦艇勤務は他の自衛隊員とは違う喫食ルールがある。
海上自衛隊の艦艇勤務者も一般の商船勤務の船員と同じ「船員法」での保護対象となる。
第80条 船舶所有者は、船員の乗船中、これに食料を支給しなければならない。 ② 前項の規定による食料の支給は、船員が職務に従事する期間又は船員が負傷若しくは疾病のため職務に従事しない期間においては、船舶所有者の費用で行わなければならない。
しかも、自衛隊の食事や隊舎利用については現物支給の給与扱で税金等のが比較的高いが、船員法上の食事の提供は非課税だ。
自衛隊内でも艦艇勤務の自衛隊員の食事だけはどこにいってもおいしい。十分な食事が営外勤務者であるはずの幹部自衛官にもでる。これは、船員法のおかげだ。
「自衛隊員の食事は粗食ではない。ウソをつくな!」と言う現職隊員は、たいていこの艦艇勤務の人だ。一般の自衛隊員よりも糧食費が高く設定されている上に、課税対象ではない。私も自衛隊の艦艇での食事を食べた経験があるが、どれも本当に美味しかった。十分費用をかけ材料を吟味でき、調理の訓練をつんだ自衛隊員がつくる料理は美味しい。