… … …(記事全文5,239文字)Foomi 読者の皆様 お久しぶりです。 お待たせしました。 最初にこの話をしておきますね。
先日、フライデーデジタルに掲載された習志野のダンス強要問題の記事で入念に資料を精査、蓄積していて時間がかかってしまいました。この事故が起きても公務災害も取れない、時間外や休日に強要されたダンス練習の問題では、告発者を守るためにこちらもしっかり準備しなければなりませんでした。
自衛隊の廠舎の不衛生な様子、能登半島地震での靴や装備品の問題、予備自衛官の「ひもじい」ご飯と様々な告発に対処し、問題を改善してきました。こういう告発者たちは身体を損傷する危険やあまりのひもじさ、不衛生さを内部告発しても改善してもらえず、逆に告発したことで報復されひどい目に合うことを恐れています。
(自衛隊の野外訓練ででた食事 パン2個に飲み物がついている。少しはマシになったのかもしれない。)
海上自衛隊の息子さんがなかなか休めないという話をしてくれたおとうさんはその話を記事にすることを了承したあと「息子に迷惑をかけてしまったかもしれない。息子の将来に傷がついたら困るので私は、SNSはやめます」とアカウントを消して消えてしまった。職場に対して、なかなか休みが取れませんということすら、許されない職場は自衛隊くらいしかないでしょう。
これまで自衛隊が内部からの問題提起にたいして、どんなやり方で隠蔽してきたかが想像できます。
だからこそ、もうそんなことをやめていただきたい。内部からの声を恐怖で縛るのではなく、改善してほしい。自衛隊内の公益通報システムがまともに機能せず、筒抜けだから恐ろしくて内部に公益通報できないことを恥じてほしい。3号通報というメディアへの通報しかない隊員達の立場をわかってほしい。
現在の自衛隊には自浄作用はない。だから、今は自衛隊員の声を聴き、待遇改善の一助になるために頑張ります。
自衛隊があこがれの職業になる前に、少なくとも自衛隊員と家族が「文句をいったら何をされるか、怖い」と怖がらない職場にならなくては話になりません。
「ダンス練習なんかやりたくないと断ったよ」と言える組織に変わってほしいと思います。簡単なことです。
「業務時間外にダンス練習してほしい」
「自由時間にそんなことはしたくないです。僕は嫌です」
これが普通です。
職務でないなら、断ることができる。これは当然の権利です。
用意周到に準備しましたが、今回、習志野では犯人捜しは起きていません。今のところ、隠蔽や報復をする動きは全くありません。陸上自衛隊もかわってきたのかなとホッとしています。
問題提起に対してきちんと調査、改善してくれると信じています。
兵庫県は公益通報にあたる告発に対して、告発者を自殺させるような対処をしました。少なくとも、自衛隊は兵庫県よりはマシであってほしいです。
以下が本題です。↓↓↓
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社会的制裁と国家の損失
一度の失敗ですべての業績を叩き潰すマイナス
【社会的制裁と生贄】
日本では一度の失敗や犯罪歴、失言で社会的地位もこれまで培った業績もすべてを握りつぶす傾向が強い。
1980年1月、ビートルズ(当時)のポール・マッカートニー氏がコンサートのために来日した際、大麻を所持していたため成田空港で逮捕され、取り調べを受けた。予定されていたコンサートは中止となったが、その後も日本国でビートルズの楽曲の販売が停止されることはなかった。
2014年、「CHAGE and ASKA」のASKA氏が覚醒剤取締法違反で逮捕された。この時は即座に所属する事務所が同氏の契約解除を発表、音楽、映像作品の出荷停止と、これまでの74作品の回収と配信の取りやめを決定した。外国人アーティストに対しては麻薬犯罪でも楽曲は関係ないでしょう?という対処なのに、日本人は日本人に厳しい。これでこの楽曲等の作品は今もなかなか手に入らない。
日本では日本人がなにがしかの不祥事を起こすと、その人物のすべての経歴、業績、この国に今後も大きな富を生むかもしれない業績を粉々にうちくだき、消し去ってしまう。この対処で日本人が失った富は大きい。