… … …(記事全文4,261文字)わたしは宝島社に心から感謝している。拙著『レプリコン騒動 誰も書けない真実「反ワクチン」運動の功罪』(2025年2月11日刊)を出版してくれたからだ。それまでわたしは、コロナワクチンの安全性と有効性に疑義を唱える本を何冊も出版してきた。その本の多くを、コロナワクチンに反対するたくさんの人たちが支持して、買ってくれたのは間違いない。
だが、『レプリコン騒動』では、過激なレプリコン反対運動の中にビジネスや政治的思惑が絡んでいることを批判した。それによって、読者だった人たちの一部から反発や誹謗中傷を受けるのは目に見えていた。それでもわたしは、この本を書かねばならないと思った。レプリコン騒動によって、コロナワクチンの薬害被害者が置き去りにされており、しかも健康被害に最も重い責任を持つファーザーやモデルナに対する批判が疎かになっていると感じていたからだ。
わたしを支持してくれた人から反発を買うわけだから、当然、この本も従来ほどは売れないだろうと予想できた。なので、宝島社の担当編集者に出版を打診したときには、断られることも覚悟した。ところが、長年仕事をしてきた宝島社の担当編集者は「この本を書けるのは、鳥集さんだけだから」と言って、出版の企画を通してくれた。わたしは彼の心意気に感じ入った。本は重版しなければ会社の利益にならない。わたしも同社に、なるべく損をさせたくない。なので、わたしには一冊でも多くこの本を売る使命がある。
宝島社の本社(東京都千代田区一番町)で、2025年3月16日(日)に『レプリコン騒動』出版記念のトークイベントを開催することになった。同社はわたしの本だけでなく、宮沢孝幸さんの『ウイルス学者の絶望』『コロナワクチン失敗の本質』(わたしとの共著)や、闇のダディさん、藤江成光さんとわたしとの共著『世界を欺いたコロナワクチン』など、一連のコロナワクチン批判本を出版してきた。そんな心意気のある会社がどんなところなのか。興味のある方は現地に来て、ぜひ雰囲気を味わってほしい。そしてそこに、拙著にも登場する免疫学者の新田剛氏(東京理科大学教授)と掛谷英紀氏(筑波大学准教授)の二人をゲストに招いた。
ご存じのとおり新田氏は、東京大学准教授であったにもかかわらず、当初からコロナワクチンを鋭く批判してきた。その一方でⅿRNAワクチンのDNA残留問題やレプリコンワクチンの個体間伝播に懐疑的な発信をしたことで、「工作員」「火消し隊」「リスク矮小化勢力」などと誹謗中傷を浴びてきた。一方、掛谷氏は、新型コロナが人工ウイルスであること、および武漢の研究所から流出したことを早くから見抜き、X(旧ツイッター)上だけでなく学会でも厳しく追及してきた。最近では国立感染症研究所が人工ウイルスについて箝口令を敷いていたことや、USAIDの闇の資金提供問題についても発信をしている。
みなさんもお二人に聞きたいことがたくさんあるはずだ。そこでわたしも、宝島社でのイベントに向けて、あわせて10の質問を用意した。事前にお二人に伝えて、会場でお答えをいただきたいと考えている。
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