Foomii(フーミー)

吉富有治の魔境探訪 - 政治という摩訶不思議を大阪から眺める

吉富有治(ジャーナリスト)

吉富有治

総合区議論が再燃 スローガンとは裏腹に絵に描いた餅になる可能性は大 

ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00225/2021122208000088495 //////////////////////////////////////////////////////////////// 吉富有治の魔境探訪 - 政治という摩訶不思議を大阪から眺める https://foomii.com/00225 ////////////////////////////////////////////////////////////////  大阪市会では年明けから「総合区」の議論が活発になりそうである。きっかけは、公明党大阪市議団の土岐恭生幹事長が12月4日、「年明けにも市議会の超党派で(総合区の)議論を再開させたい」と言い出したことだった。土岐の発言に大阪市の松井一郎市長は6日、「いまの24区というのは明らかに多すぎる。前向きな議論をする場所を作っていくなら、大阪維新の会としてはもちろん入る」と応じたことから、来年2月議会から総合区議論がスタートする見込みである。  もっとも、土岐の発言にはいささか唐突感が否めない。確かに、そもそも総合区は公明党が言い出しっぺである。しかし、同党は昨年11月実施の住民投票以降、総合区に対して慎重な姿勢を見せていたからだ。しかも、松井が総合区の話題に触れた直後のタイミングである。誰でも「何かある」と勘ぐるだろう。  松井は11月26日、記者会見で「住民の身近なところでさらにサービスを拡充できる。年明けに議案として提出しようかなと思って」と語り、市長最後の仕事として総合区を進める考えを示した。ただし、そのための前提は「自由民主党・市民とつながる・くらしが第一」(以下、自民・くらし)が同案に前向きであることだが、同党の太田晶也は否定。このときまで公明党は総合区議論は後ろ向きだと伝えられていた。そのため同月29日になって、松井は一転して総合区案を引っ込めた。その5日後に公明党の土岐の発言である。後ろ向きだった公明党が松井発言をトレースしたような発言をしたことから、大阪維新の会(以下、維新)と同党の間で何らかの裏取引があったのではないかと疑われている。
… … …(記事全文7,340文字)
  • バックナンバーを購入すると全文読むことができます。

    購入済みの読者はこちらからログインすると全文表示されます。

    ログインする
  • 価格:330円(税込)

    ひと月まとめて購入するとさらにお得です。

    価格:660円(税込)

    2021年12月分をまとめて購入する

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2024年9月19日に利用を開始した場合、2024年9月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2024年10月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いをご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

キャリア決済での購読の場合、次のサービスが利用できます。

docomo au softbank

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する