… … …(記事全文4,558文字)トランプ・ゼレンスキー会談の決裂は世界を驚かせましたが、主流メディアの偏向ぶりは酷いものです。もはや偏向の域を飛び越えてフェイクの域に達しているものまであります。既に様々な解説が出ていますが、重要なポイントとして以下の3点に絞って解説したいと思います。
① ヴァンス副大統領は全く悪くない
② 産経新聞の驚くべきミスリード記事
③ ゼレンスキーは意図的に会談を決裂させたのか?その不可解な行動
まず、この約50分の会談を全て視聴した人と、最後の10分だけを視聴した人では全く異なる印象を持ち得ます。さらに、テレビや新聞といった主流メディアのニュースだけを見たら、いつもながら、全く事実とは違う方向に誘導されてしまうでしょう。主流メディアでは、ヴァンス副大統領が口を挟んだことが感情的な論争に発展したと、まるでヴァンスが悪いかのように言われていますが、それは頓珍漢な解釈であり、ヴァンスは全く悪くありません。テレビではゼレンスキーがヴァンスに質問するところから始まる切り取り動画が流されますが、本来はその前から流さなくてはフェアではありません。
トランプは様々なメディアの記者の質問に辛抱強く答えていました。欧米の記者は日本人の記者と違って忖度しない質問をぶつけて来ますが、ことの発端はポーランドの記者の「ポーランドでは貴方(トランプ大統領)がプーチンに寄り過ぎていると言われているがどう思うか?」という質問でした。トランプは「自分はどちらにも寄り添っている。偏っていたらディールできない。プーチンのことをボロクソに言ってプーチンとディールすることはできない。私はアメリカ合衆国側にある」とそつなく答えたのですが、それまでじっと聞いていたヴァンスが「私もお答えします」と発言しました。
ヴァンスは「バイデンはロシアに対して強気な発言を繰り返したが、侵略を阻止できなかった。バイデンは、まるで大統領の言葉が行動よりも大事であるかのように振舞ったが、我々は外交で戦争を終わらせようと考えている。それがトランプ大統領がやっていることだ」と捕捉しました。するとゼレンスキーが
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