Foomii(フーミー)

日本復活・明日への羅針盤

山岡鉄秀(情報戦略アナリスト)

山岡鉄秀

日本はやっぱり神の国?何度も吹いている神風。日本人の覚醒が早いか、神様が愛想をつかすのが早いか?それが問題だ。

ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00194/2021052420470980482 //////////////////////////////////////////////////////////////// 山岡鉄秀の対外情報戦で勝ち抜けろ! https://foomii.com/00194 //////////////////////////////////////////////////////////////// 「日本は神の国」と言ってバッシングを受けたのは、先ごろ失言騒ぎで東京五輪・パラリンピック組織委員会を辞任した森首相でした。後で聞けば、神社関係者の集まりでのスピーチだったとのこと。ある種のリップサービスだったわけで、大騒ぎする必要はまったくなかったでしょう。しかしあの頃はまだ、国民へのメディアの影響力は強固なものがありました。私も当時は、言葉のチョイスにセンスがない人だなと思っていました。 しかし、最近になって私も、やはり日本は神様に守られている国かもしれない、と思うようになりました。いつも危ないところで神風が吹いて救われているような気がしてなりません。逆に言えば、神風が吹かなければとっくに滅びているのではないかとさえ思うようになりました。 2019年末、武漢で新型コロナウィルスが発生した際、日本の水際対策はぐだぐだでした。テレビでは「インフルエンザの方が怖い」などという専門家?のコメントを垂れ流しながら、水際対策は不完全で、いつまでも中国人を入国させ続けました。主な理由はふたつありました。中国人観光客のビジネスを諦めたくなかったこと、そして、習近平を国賓として招きたかったことです。厚労省の役人も、「WHOはまだパンデミックを宣言してない」などと受け身の発想しかしていませんでした。 いずれも愚かな発想です。政府はやっと武漢発の入国を禁止しましたが、他都市経由で入って来るに決まっています。結局、2020年の春までに数十万人の中国人が入国してしまいました。もちろん、新型コロナウィルスを持参して。しかし、この万死に値するぐだぐだが結果的に神風となります。 初期の弱毒性のウィルスが順番に流入し、多くの日本人が風邪やインフルエンザと区別がつかないままに新型コロナに罹患した結果、欧米を襲った強毒性のウィルスが入って来るまでには、いつの間にかある種の集団免疫ができていました。当初はなぜ日本で感染者や死者が少ないのか理由がわからず、ファクターXなどと呼ばれていましたが、元々日本人は東アジア特有のコロナウィルスに晒されて生きて来たことと、弱毒性タイプから順次感染したことで大きな被害を受けなかったというのが真相のようです。(上久保教授説) しかし、これは偶然で、日本は意図的にスェーデンのような集団免疫政策を取っていたわけではなく、ぐだぐだな対応が結果として幸いした、というだけのことです。これはまさに神風が吹いたというぐらい幸運なことだったでしょう。
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