Foomii(フーミー)

日本復活・明日への羅針盤

山岡鉄秀(情報戦略アナリスト)

山岡鉄秀

慰安婦問題 有村治子参議院議員の孤軍奮闘。馬場信幸維新幹事長は旧帝国海軍の南雲忠一中将だ。戦闘に勝って戦争に敗ける愚を繰り返してはならない。

ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00194/2021051715000080143 //////////////////////////////////////////////////////////////// 山岡鉄秀の対外情報戦で勝ち抜けろ! https://foomii.com/00194 //////////////////////////////////////////////////////////////// 90年代初頭から国際問題に発展した慰安婦問題が30年の歳月を経て未だに燃え盛っていることは驚くべきことです。これについてはふたつのことが言えます。この問題で日本を追及する側の常軌を逸したしつこさは国家的謀略とはいえ完全に病気の域だと言うこと。もう一つはこの問題に対する日本政府の対応の信じがたい拙劣さです。このふたつが絡み合っているからこそ、何十年もの間解決できずにいると言えるでしょう。 最近では、一時期教科書から消えていた「従軍慰安婦」という言葉が山川出版社の中学生向け歴史教科書で復活したことで大きな議論となりました。私の周囲にも「従軍慰安婦」という言葉を何気なく使ってしまう人がいるのですが、戦前、戦中にそのような言葉はなく、70年代に入ってから千田夏光という作家が誇張して書いた小説で使われてから定着してしまい、諸悪の根源である「河野談話」で「いわゆる従軍慰安婦」と表記したことから、あたかも当時従軍慰安婦なるものが存在したかのような印象が広まってしまいました。 この問題について積極的に行動を起こした国会議員が二人いました。ひとりは自民党の有村治子参議院議員です。有村議員はこれまでも重要な、そして日本政府が避けがちな問題を真正面から取り上げて国会で果敢に質問して来ました。「中国が進める千人計画」「不敬発言の韓国新任大使を迎える問題」そして一番最近では「米国にスパイ機関と認定されている孔子学院」も取り上げました。まさに稀有で貴重な存在ですが、その有村議員が去る3月22日、参議院文教科学委員会で従軍慰安婦問題についても文科省と文科大臣に鋭く迫りました。 私は以前から有村議員を応援していますが、実は非常に謙虚で慎重な人柄で、慰安婦問題については十分な知見がないので発言できないと言われたことがあります。しかしその後、相当な時間をかけて様々な資料を読み込み、国会での堂々たる質問を敢行しました。 有村議員の質問はどれも入念に準備されていて、理路整然としていますが、それと対照的なのが政府側の答弁です。完全に受け身で、不明確な官僚答弁が目立ち、「これから対応します」つまり「これまで対応できていません」というのがバレバレです。あのような答弁を受けたら私なら切れてしまうと思いますが、決して相手の顔を潰さないように配慮する有村議員の姿勢はさすがとしか言いようがありません。しかし、そんな有村議員でも苛立ちを隠せないシーンがありました。以下、要約してご紹介します。 有村議員 「(山川の教科書には)戦地に設けられた慰安施設には朝鮮、中国、フィリピンなどから女性が集められたと記述されています。この記述が戦中の実態を適切に表しているのかどうか、政府に伺います。当時慰安婦になられた方の出身地域や国について政府が把握している実態をお答えください」
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