… … …(記事全文7,199文字)2026年10月26日発行(通算第902号)
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石井順也の世界情勢ブリーフィング
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さて、今週は米国とウクライナの関係、ブラジル大統領選挙、イスラエル総選挙を取り上げます。私自身の情報収集活動についても少し触れています。再来週はいよいよ中間選挙、今回取り上げるテーマにも大きな影響を及ぼす重要なイベントですが、こちらについては次回、あらためて詳しく解説します。
【目次】
1.先週の動き
● 米・ウクライナの関係悪化
2.今週の動き
(1)ブラジル大統領選挙・決選投票
(2)イスラエル総選挙
3.近況報告
4.あとがき
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先週の動き
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10/19(月)
・トランプ大統領が米中ロ首脳の核軍縮を目的とする首脳会談への意欲を表明
・ヘグセス国防長官とイスラエルのネタニヤフ首相が会談(イスラエルのウブダ空軍基地)
・米国土安全保障省が連邦政府の民生部門のITシステムから中国のディープシーク製品・サービスを排除し、新規調達を禁止する方針を発表
・中国の26年7~9月期の実質GDP成長率の発表(前年同期比+4.5%)
10/20(火)
・ルビオ国務長官とウクライナのゼレンスキー大統領が電話会談
・ウィトコフ和平交渉担当特使とウクライナのゼレンスキー大統領が会談(オスロ)
・APEC財務相会合(香港、~21日)
10/21(水)
・ウィトコフ和平交渉担当特使とロシアのプーチン大統領が会談(ロシアが拘束していた米国人を解放したと発表)(サンクトペテルブルク)
10/22(木)
・トランプ大統領がウクライナ軍へのスターリンクの利用制限を「元に戻した」と発言
・長征終了90周年式典(北京)
・中国の李強首相とロシアのプーチン大統領が会談(同)
10/23(金)
・トランプ大統領と英国のバーナム首相が電話会談
・トランプ大統領が対カナダ関税の一部見直しを指示
・米ホワイトハウスがウクライナとロシアはヘルソン州オレシュキ周辺での軍事行動の一時停止で合意したと発表
・ヘグセス米国防長官が中国の「孔子学院」を米国の安全保障上の脅威として認定したと発表
10/24(土)
・ウクライナのゼレンスキー大統領がスターリンクの通信制限が解除されたと発表
・北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党総書記が中国の遼寧省丹東を訪問
●米・ウクライナの関係悪化
先週、トランプ大統領は米中ロ3か国の首脳による核軍縮を目的とした会談の開催に意欲を表明しました。また、ウィトコフ和平交渉担当特使がロシアのサンクトペテルブルクでプーチン大統領と会談。プーチンは米ロとウクライナによる3者協議の再開に原則同意し、ロシアが拘束していた米国人の解放も発表しました。
トランプ政権がロシアとの接近を見せる中、米国とウクライナの間でも、関係修復に向けた動きがみられました。ルビオ国務長官はゼレンスキー大統領と電話会談を行い、トランプはスターリンクの利用制限が解除されたと発言。ゼレンスキーもその後、利用制限が解除されたと発表し、トランプへの謝意を表明しました。
米国とウクライナの情報共有は正常化したとされ、両国関係の悪化には一定の歯止めがかかったようにみえます。しかし、その関係がさらに複雑さを増していることは明らかです。
米国とウクライナの関係は今後どうなるのか。以下の記事でポイントを解説しており、これまでのところその見立てに沿った動きが続いていますが、最新の情勢を踏まえ、あらためて解説します。
・「米・ウクライナの関係悪化」(10/19)
