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石井順也の世界情勢ブリーフィング

石井順也(元外交官、国際政治、地政学ビジネスインテリジェンス)

石井順也

石井順也の世界情勢ブリーフィング 第885号 今週の動き(7/5~11)米・イラン和平協議とイスラエルの動向

2026年7月6日発行(通算第885号)

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石井順也の世界情勢ブリーフィング

https://odyssey.co.jp/blog/jd/

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先週、編集部からお知らせがありましたが、グッチーポストの伝統を受け継ぐオデッセイの夏の風物詩、「瓶うに」の販売がいよいよ始まりました!


・「三陸の恵みを今年もお届けします!名物『超大盛りの瓶詰め生うに』のご案内」

 https://odyssey.co.jp/blog/odyssey/?p=12007


今年は天候や漁の状況を踏まえ、「いちばんおいしい時期だけをぎゅっと短く」お届けすることになりました。販売期間が例年より早く終了する可能性もあるそうですので、気になる方はぜひお早めにお楽しみください。 


さて今週は、1週間ぶりにイラン情勢を取り上げます。ホルムズ海峡の実際の状況やイスラエル政治など、日本ではほとんど報じられていない重要な動きを詳しくお伝えします。


米国建国250周年とベネズエラ情勢も取り上げたかったのですが、先週は海外出張もあり、十分な時間を確保できませんでした。こちらは次回、詳しくお伝えしたいと思います。 


【目次】


1.先週の動き

 ● 米・イラン和平協議とイスラエルの動向

2.今週の動き

3.近況報告

4.バックナンバー

5.あとがき


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先週の動き

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6/28(日)

・イランの革命防衛隊がクウェートとバーレーンの米軍施設を攻撃したと表明

・日韓防衛相会談(ソウル)


6/29(月)

・米連邦最高裁がトランプ大統領によるスローターFTC委員の解任を適法とする判決

・米連邦最高裁がトランプ大統領によるクックFRB理事の解任を違法とする判決

・中国商務部が三菱電機ソフトウェアや防衛研究所を含む日本の20企業・団体の軍民両用品目の輸出禁止を発表 


6/30(火)

・米中外相電話会談

・米商務省がアンソロピックのクロード・ミュトスとフェイブルの輸出管理指定を取り消し

・米連邦最高裁が「出生地主義」の修正を命じた大統領令を違憲とする判決

・連邦最高裁判所が政党とその候補者の間で協調して行われる選挙資金支出に対する連邦法の制限を違憲とする判決

・中国の人民解放軍と海警局が南シナ海のスカボロー礁周辺の海空域でパトロール


7/1(水)

・トランプ大統領がセオドア・ルーズベルト大統領図書館の開館行事に参加(ノースダコタ州メドラ)

・米・イランの間接協議(ドーハ)

・USTRのグリア代表がUSMCAの更新に同意しなかったと発表

・中国共産党創立105年の記念式典(習近平国家主席が演説)(北京)

・中国で民族団結進歩促進法が施行

・ロシア軍がウクライナのキーウをミサイルやドローンで大規模攻撃


7/2(木)

・日印首脳会談(デリー)


7/3(金)

・米独立記念日(振替)(米市場休場)

・トランプ大統領がサウスダコタ州のラシュモア山で演説

・中国の習近平国家主席が人民解放軍の中将2人を上将に任命

・ロシア軍がウクライナのドネツク州の要衝コンスタンチノフカを制圧したとロシアのプーチン大統領がゲラシモフ参謀総長から報告を受けたと表明(ウクライナは否定)

・モルドバのムンテアヌ首相が辞任を表明

・ペルーの選挙管理当局が6月7日に実施されたペルー大統領選挙の決選投票でケイコ・フジモリが当選したと発表 


7/4(土)

・トランプ大統領が米建国250周年を記念する演説(ワシントンDC)

・イランのハメネイ前最高指導者の国葬(テヘラン、~9日)


●米・イラン和平協議とイスラエルの動向


米国とイランの代表団がドーハで協議を行いました。両国の代表団は同じ部屋で直接交渉するのではなく、カタールとパキスタンの仲介者が双方の間を行き来する間接協議の形を取りました。


イランではその後、ハメネイ前最高指導者の国葬行事が始まりました。ハメネイは7月9日に出身地である聖地マシュハドで埋葬される予定であり、米・イランの次回会合はその後に開催することで合意されています。


米・イランの覚書署名後、両国はホルムズ海峡の「封鎖」を解除しましたが、先月下旬、イランはイラン指定の航路ではなく、オマーン沿岸の航路を利用する船舶への攻撃を実行しました。これに対して米国は報復攻撃を行い、双方が互いに覚書合意違反を訴える事態となりました。


一方、イスラエル、レバノン、米国は、レバノン和平の実現に向けた枠組み合意を締結しました。合意には、ヒズボラの武装解除、イスラエル軍の段階的撤退、恒久的な和平に向けた交渉の開始が含まれています。


こうした最新の状況を踏まえ、イラン情勢の今後の展望を解説します。イスラエルの国内政治も重要なファクターとなるため、この点も含めて説明します。

… … …(記事全文8,258文字)
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