… … …(記事全文2,309文字)昨日ご紹介した、岸田内閣の経済政策の惨さのお話し。
これを目に為た方から、次のようなご質問を頂きました。
「政権交代を達成するために私たち国民がやるべきことをお聞かせください。(解散させるために私たち国民がやるべきことをお聞かせください。」
なかなか難しい問いですが、簡単に下記に回答為てみました。
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まず、一つ確実に言えるのは、支持率が下がれば、確実に政権交代の可能性や、それが難しくとも、与党内での岸田下ろしを起点とした新内閣への移行が進みます。もちろん支持率調査はごく一部の国民に対する調査で決まるものですが、国民全体の支持率が低下すれば、サンプリング調査の結果は必ず、その実際の低下が反映されます。
したがってまず、一人一人が岸田総理が「何を言っているのか」ではなく、「実際に何をやったのか」をしっかりと見つめ、支持すべきかすべきで無いかを見極めて行く姿勢を持つ事が、国民として第一番目にやらねばならないことです。
そして第二に、身の回りの方に、岸田政権が「何をやったのか」をあまり知らない人がいたならば、普段の日常会話やSNS等を通して、そうした情報をしっかりと伝えていくことが大切です。
こうした草の根の真実の伝達行為を、多くの国民が行えば瞬く間に支持率は激変します。
そして選挙の機会が訪れた時に何よりもなすべきことは、選挙になれば絶対に、投票所に行き、実際に投票するのだ、と考えておくという姿勢であり、行動です。
今、自民党は、わずか国民の3割程度の得票で大半の議席を獲得することができてしまっています。これは偏に投票率が低く、ごく一部の得票があるだけで(小選挙区制の選挙制度の影響もあり)大半の議席をとれることができる構図が存在しているからです。
だから普段選挙に行くことのない有権者が一気に選挙に行く様になれば、選挙結果は激変する事になります。
藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
藤井聡(京都大学教授・表現者クライテリオン編集長)