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井上政典(歴史ナビゲーター)

井上政典

【ウェッブ版加筆有り】東京大空襲を考える!

ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00160/2020031114403964476 //////////////////////////////////////////////////////////////// 歴史の視点から世の中を観る 歴史ナビゲーター井上政典のウェブマガジン https://foomii.com/00160 ////////////////////////////////////////////////////////////////  昨日3月10日は東京大空襲から75年。そして今日3月11日は東北大震災から9年目の日本人が絶対覚えておかねばならない日です。  今検証中ですが、米軍司令官カーティス・ルメイ将軍は、3月10日のB-29の侵入高度を思いっきり下げろと命令しました。搭乗員たちは一様に驚き反論しましたが、命令ということで従いました。このルメイ将軍は後に極悪人(そのものですが)のように伝えられていますが、彼は彼なりに勝算があったという推論を考えました。  それは2月19日から硫黄島攻略戦が始まっています。栗林大将を司令官とする日本軍も大健闘していましたが、局地的な戦いでは奮戦していたものの、硫黄島が本土防衛のために果たしていた役割が担えなくなってきたのが3月を過ぎてからです。  というのも、マリアナ諸島のB-29の基地から東京へ行くちょうど中間点に硫黄島が存在します。ここのレーダーが捕らえたB-29の大編隊の情報を本土に送り続けていたのです。  その報告によって到着時間を割り出し、戦闘機を迎撃高度まで上げておいたり、高射砲の準備をするのです。当時の戦闘機は1000メートル上昇するのに10分ほどかかったそうです。  硫黄島から東京まで二時間半くらいですから、十分に迎撃態勢が整えられます。  一年間に米軍のB-29が被った被撃墜数は275機です。その多くは硫黄島のからの連絡が功を奏したと言っても過言ではありません。  だから米軍は多数の犠牲を払っても硫黄島の攻略作戦をしたのです。
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