4月13日、遠藤誉の「ウクライナ戦争の責任はアメリカにある!」という記事が出た。E.トッドとJ.ミアシャイマーの所論を紹介し、この戦争は「ロシアとウクライナの戦争」ではなく「ロシアとアメリカ&NATOの戦争」だとあらためて断言している。その正論を発したことで、国内でバッシングを受けていたが、トッドとミアシャイマーの2人が同じ主張をしたので意を強くしたと、そういう旨が率直に書かれている。 --------------------------------------------------------------------------- いま世の中は、「知性」でものごとを考えることを許さず、「感情」で発信することしか認められない。まるで戦時中、大本営発表に逆らう者は非国民と言わんばかりだ。 --------------------------------------------------------------------------- 私は遠藤誉と政治的立場を異にするが、この意見に大いに共感する。本人の胆力に感心する。悲痛な叫びに聞こえる記事から想像すると、体制派言論人で影響力のある彼女のところには、相当な締めつけが来ているのに違いない。 マスコミの戦争プロパガンダの反復は、日を追う毎に毒の濃度を増していて、最早取りつく島がない。報道1930のプロパガンダは、一度ウソを言ったあと、そのウソを前提にさらに猛毒のウソを積み重ねる放送を続けていて、手の施しようがない段階に至っている。最早、ロシアヘイトという領域をはるかに超えており、オウム真理教のサティアン空間そのものだ。堤伸輔は自身が垂れる歪曲への衒いがなくなっていて、どんどん捏造の乱発に踏み込み、ウソを自己の信念に固めている。… … …(記事全文3,494文字)