… … …(記事全文7,441文字)今回のコンテンツは以下の通りです。
①やっぱり金利がチャンピオン!原油価格高値維持→インフレ→金利上昇!金利のない金銀プラチナ・パラジウム安値更新!
②200日MA割れの金価格!トラ・イス・イラン和平合意期待でようやく反発!空振りなら4000ドル割れ!
③6/12「スペースX」IPOで市場はピークアウト?マスクのために「和平合意連呼」でリスクオン工作?だから意外に上昇しないNasdaq!
④ミサイル打ち尽くしでお互いに停戦フェイク!中間選挙投票再開ならトラさん終わり?
⑤敗けたらムショ送り!インチキしてでも「中間選挙に勝つ!」と強気のトラさん!利下げのためならなんでもやる!
⑥インフレ無視=連邦所得税・法人税ダブル減税・バラマキ・金融緩和で株価テコ入れこそベストの選挙対策!
⑦前門のインフレ・後門のプライベートクレジット!破綻で不動産・地銀危機→リーマンショックより怖い金融危機!
⑧「スペースX」換金売りリベンジ銘柄!8-9月決算発表!どん底銘柄チャート徹底解析!
時代は大きく転換しようとしています。いや、すでに転換してしまったのかもしれません。
■相場の大局観:
なんといって、世界市場はイラン・ウクライナを取り巻くドンパチよりも「スペースX」で話題は持ち切りでしょ。
6/12、米Nasdaq市場に上場。IPO新規株式公開)で750億ドル(12兆円)調達。19年のサウジアラムコをはるかに超えて史上最大。そろそろ「世界一」という言葉も「宇宙一」へと置き換わるかもしれませんね。
スペースXは「5億5555万5555株」を1株あたり135ドルで公開して750億ドルを調達。公開価格では時価総額1兆7700億ドル! 世界ランキング入り、史上最大のIPOで(いまのとこ)。
「宇宙輸送」「通信分野」のチャンピオンになれる可能性が売りでしょ。テスラで実証されたイーロン・マスクの突破力期待で、赤字企業にしてはものすごい期待感に溢れています。
「世界をつなぐ宇宙通信網の迅速な製造・打ち上げ」「AIを動かす太陽エネルギー活用」、最終的には「月面基地建設」「他の惑星への都市建設」・・・をすめのだとか。
1.7兆ドルという評価額は売上高の93倍!
参考までに、アマゾンの株価売上高倍率(PSR)は3.9倍、アルファベット10.5倍、アップル9.6倍。あの軍事会社パランティアは65倍。
不思議なのは、企業を利益やキャッシュフローで診断すべきところ、そういう判断基準ではなさそう。
「あのマスクが手がけ、みなが買いたいというから買おう」という、まさしく株式投資にふさわしい銘柄ではないかしらん。
「公開株が全体の4%。インデックスファンドが組み入れを義務付けられることで需要が供給を大きく上回り、株価は2倍以上に跳ね上がる可能性があるかも」というのも事実。
ただし、事業を牽引するのはロケット打ち上げと衛星通信事業で、AI部門は逆にハイリスク。
にもかかわず、IPOの90-95%は機関投資家。残りが個人投資家への割り当て。それがスペースXは公開株に30%を個人投資家向け。ブームに乗りやすい、しかし売られるのも早い・・・。
「買った上がった良かった」となるのか、「売った、下がった。損した」となるのか・・・。
今後、「OpenAI」も続くらしいのでブームそのもの。株式の世界はスターがいないとダメです。東西の横綱がそろってはじめて相撲は活況となるのと同じ。ウォール街はスター発掘に余念がありません。ま、ないから無理やり作り上げるわけですけどね・・・。
さて、週明け6/15・16は日銀金融政策決定会合。一日ずれて米国ではFOMC。
まず日銀は0.25%ポイントの利上げ。遅すぎますよ。物価上昇リスクへの懸念対策にしては遅すぎ。高市政権がダメ出ししてましけだと、ベッセントのひと言で豹変。ま、日銀はFed日本橋出張所ですからしかたありません。ようやく追加利上げ、ま、年内もう1回あるでしょうね。
イラン問題で為替の世界も不安定ですが、わが国の利上げは世界経済に与える影響はハンパないですからね。これまで米国から利上げするな利上げするな、と抑圧されてはましたけど、ようやく利上げできます。2週間ほど入院されるようですが、植田和男日銀総裁もやきもきしてたと思います。ベッセントの口添えでようやく利上げ・・・。ホッとして倒れたのでは?
インフレリスクが景気減速リスクを上回る、と判断したわけです。


