… … …(記事全文2,481文字)<中国金輸入量、2026年はすでに1,000トンを超えている>
中国税関総署によると、8月の中国の金輸入量は141.7トンとなり、2月から7ヵ月連続で100トンを上回った。金価格は8月としては過去最高値圏にあるが、中国の金需要を大きく損なうには至っておらず、逆に力強さが目立つ状況にある。1~8月合計だと1,137.2トンとなり、前年同期の649.8トンの1.8倍に達している。昨年1年間が924.1トンであり、すでにそれを大きく上回っている。現在のペースは、年間1,477.2トンに達した2023年をさらに上回っており、2018年以来の1,500トン突破も十分に視界に入る状況にある。
中国は世界最大の金消費国だが、国際金価格が落ち着きをみせていること、同国通貨人民元が堅調に推移している影響で、消費者の金に対する需要は底堅さを見せている。個人投資家の金に対するニーズが強いことに加えて、商業銀行も将来の地金販売や純金積立に伴う現物需要に対応するため、地金保有を強化している模様だ。また、金上場投資信託(ETF)も中国国内での金保有残高を拡大している。

