□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年04月06日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。天然ゴム相場の短観です。これまでは手掛かり難から原油や円相場など他マーケットの動向を眺めながらの独自色が乏しい展開が続いていましたが、ここにきて産地情勢に対する関心が高まり始めています。従来から東南アジアの干ばつ状況は報告されていましたが、天然ゴム価格形成に無視できない影響が観測され始めています。天然ゴムの最新の供給環境、現在の相場環境、今後の相場見通しを検証します。 =================================== 干ばつに反応し始めた天然ゴム、エルニーニョ相場は終わっていなかった =================================== <原油との連動性を低下させた天然ゴム> 東京商品取引所(TOCOM)の天然ゴム先物相場は、 1㎏=180円の節目を巡る攻防戦になっている。2月12日には今年最安値となる144.50円まで値位置を切り下げていたが、その後は1)原油相場の急反発や2)円高圧力の一服を手掛かりに安値是正を進め、概ね昨年8月中旬以来の高値水準を回復している。こうした動きは、1)「原油高→インフレ圧力の上昇」と2)「円高一服→円建て輸入価格引き下げリスクの後退」という二つのロジックから正当化できるものであり、マーケットでは特に原油価格動向に対する関心が高まった。… … …(記事全文4,763文字)
