■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:648円/月):Vol.836 <836号:政府はヘリコプター・マネーに向かうか> 2016年7月20日:失敗した異次元緩和後のマネー政策 EPUBダウンロード:http://foomii.com/00023-34798.epub ウェブで読む:http://foomii.com/00023/2016072110000034192 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ おはようございます。今朝は湿度が少ない。30度は超えても、さわやかさのある暑さです。蝉も合唱し、梅雨が終わったかのようです。1週間しか生きない蝉は、気候の移りを知っています。 蝉は、知識として、対象的に知っているのではない。蝉という太古からの種の、累積記憶の遺伝、つまり本能による、条件反射で反応する。気象への知識による判断という媒介項がないため、正確になる。 知識は、人間が生きるための成功の原則を、言葉(考え=概念)にして、体系的に整理したものです。気象という、大気の現象についての知識(気象学)もそのひとつです。 知識を使うときは、「事実を認識する→自己の経験から得られた、あるいは理論的(他人の経験や実験によるもの)な知識に照らす→判断する→行動をする」というプロセスになります。 人間は言葉をもつため、本能と自己経験にとどまる動物と違い、他人の経験から得られた知識を、概念(頭の考え)によって、疑似経験にすることができます。(注)動物の訓練は、繰り返して自己経験をあたえることです。人間の学校での学習は言葉(概念)と数字を使って行われます。 例えば、1929年の暗黒の木曜日(NY市場の株価暴落)から始まった世界恐慌の自己経験がなくても、後で学者がまとめた大恐慌から、発生と経緯、その後の、第二次世界大戦にまで至った展開を知ることができます。これが学習です。 しかし知識は不完全です。例えば、われわれはまだ、地震の発生原因と発生過程について充分な知識はもちません。このため、地震の予報ができない。地中深く起こる原因の観測ができないからです。たくさんの異なる種類があるガンの原因と展開についての知識も、不十分です。 1929年の大恐慌の原因は、マネタリストのノーベル賞経済学者ミルトン・フリードマンがまとめ、「FRBによる流動性供給(ドルの増発)の不足だったため、デフレ型恐慌になった」とされるのが定説ですが、それ自体が不完全です。 こうした知識の不完全のため、テスラ社の、ディープ・ラーニングで学習した知識をメモリに貯めているオートパイロットの車(モデルS:926~1369万円)が、高速道を左折しようと横断した白い荷台のトレラーからの太陽光の反射を、何もない空間と誤認して直進し、死亡事故を起こしたように、間違えることがあります(2016年5月17日)。… … …(記事全文14,825文字)
