■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:630円/月):Vol.642 <642号:今後2年、貨幣数量説によってマネーを増発する日銀> 2013年3月7日:2%インフレ目標の展開と帰結 ePUB版:http://foomii.com/00023-14962.epub ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ おはようございます。日銀総裁に黒田東彦氏、副総裁に岩田規久男氏が就任します。国会の承認はまだですが、反対しているのはみんなの党などですから、決定したも同然です。 候補に決まる前の2月初旬に、岩田氏の『デフレの経済学(2001年)』から、デフレに関する肝心なところを取りあげ、メールマガジンで論述しました。 自分の意思で、途中で辞任しない限り、任期は5年です。このコンビで、2%のインフレ目標達成のための、マネー増発策をとることが決まったと言っていい。 2013年と14年の2年間で、2%の消費者物価上昇にもってゆくと岩田氏は言明しています。日銀の、マネー政策の理論面は、岩田氏が『デフレの経済学』に書いたことに依存するはずです。 大いに検討し、論じねばならない。同書は、日銀のデフレ対策を、批判をしたものでもあります。 マネーの増発は、日銀が、自己の裁量で行い得る政治的な決定です。岩田氏のように、金融政策をあらかじめ理論的な背景をもって、明言した人は、いません。行うことを隠し、根拠もあいまいに言うのが日銀でした。 日銀は、説明済みの、分かりやすい政策をとることになります。(注)分かりやすいとは、一見では難しくても論理的、理論的、数値的であること。分かりにくいのは、論理に飛躍があり情緒的であるもの。政治家は、情緒的な言葉を多く使います。 本稿では、この観点にたち同書が含むマネー政策を検討し、今後どう展開し、経済はどう向かうかを想定します。 岩田氏は、「2%のインフレ目標を達成できないときは、任期の途中であっても責任をとる(辞任する)」と言っています。インフレ目標は、ニュージーランドでの例外を除き、高いインフレ率を下げるためのマネー縮小策だったとは言いますまい。 日本は、その逆の、物価を上げること、つまりマネー増発によるインフレ目標をとります。マネーの増発とは、日銀のバランス・シート(信用量)の拡大です。… … …(記事全文13,967文字)
