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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

ウクライナは劣勢。ロシアとウクライナの二重工作員ゼレンスキーが疎まれているがシナリオ通り。西側大手マスコミも、ウクライナ大反攻が失敗であったことを報道している。バイデン政権も認めている。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2023年7月20日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ウクライナは劣勢。ロシアとウクライナの二重工作員ゼレンスキーが疎まれているがシナリオ通り。西側大手マスコミも、ウクライナ大反攻が失敗であったことを報道している。バイデン政権も認めている。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  これは、在米30年超の個人投資家satoko女史からのトップ情報である。  新月の7月17日に何かあるという噂だったが、それはクリミアからやってきた。早朝、クリミアの橋が爆撃され、車で移動中の一家のうち、両親が死亡、少女がけがをした。橋もかなりの被害をうけた。ロシア防衛省も、報復攻撃を行うことを発表。同日、ロシア政府はかねての予想通り、「グレイン・ディール」を停止した。そして、ロシア軍は、港湾都市オデッサとニコラエフのミサイル攻撃を開始。クリミアの橋は、衛星で確認されているウクライナ軍所属らしいドローン船4隻が爆撃したらしいというが、未確認だ。この月曜日の段取りの手回しのよさは、何かあやしい。このディールによる穀物輸出の最後の許可をロシアが出したのは6月28日だと言うし、誰もアメリカを問題にしていないのに、アメリカの国務省が、早速、関与していないことを発表しているのも変だ。  このミサイル大攻撃で、オデッサなどの港湾施設(穀物倉庫など関連のインフラと、軍用燃料庫、鉄道駅)と隣接の工場地帯は大被害を受けた。ロシア軍は、クリミアのセバストポルから超音速ミサイル「オニクス」も発射した。オデッサの港湾地区は、「グレイン・ディール」により、安全が保障されていたので、昨年の2月以来初めての大攻撃となった。そして、ロシア防衛省は、オデッサなどのウクライナの港に向かう黒海航行中の貨物船は軍の標的になると警告した。アメリカ政府は、それに対して何の反応も示していない。その後、ロシア政府は、オデッサとニコラエフに停泊中の外国籍の船舶十隻(リベリア、香港、パラオ、ケイマン、ベリーズ、パナマ船籍)に対して、0時までに退去することを勧告。また、ウクライナ周辺国(ブルガリア、ハンガリー、ポーランド、ルーマニア、スロバキア)は、ウクライナからの穀物輸入禁止を延長した。ただし、これらの諸国は、国内の通過は許可している。黒海航行が危険なため保険会社が付保しないので、ウクライナから船舶による穀物輸出ができなくなった。西欧では、食費のインフレにあえぎ、すでに実質的に食事量を減らしているが、今回のグレイン・ディール停止措置で小麦などの穀物の価格が上昇するので、インフレはさらに亢進し、ヨーロッパは食糧危機となる。このニュースで、穀物先物価格は10%近く上昇した。  「5Dチェス」だったワグネルの反乱事件は、裏の裏の全貌はまだ先にならないとわからないだろう。ロストフ・オン・ドンの南部軍管区本部を出てくるプリゴージンが本物だったかどうかも不明だ。暴力団の組長のようなプリゴージンなので、過去30年の間のいずれかの時点で暗殺されていても、全く不思議はない。今回、ワグネルが撃墜して死亡したというロシア空軍のパイロット13人にはお気の毒だが(本当に亡くなったかは不明だが)、結局、万事まるく収まっている。ベラルースのルカシェンコは、2万4千人の兵士の巨大野営地を建設していて、テント村ではあるが、木製の2段ベッドで、床も一応地面がむき出しではない。すでに稼働している。この準備の良さには、笑うしかない。ワグネル兵は6月7月と休養中であったが、このところ、大コンボイを組んでベラルースに向かっている。ワグネルのインストラクターは、ベラルースの国防隊(正規軍ではない民兵組織)の訓練も始めている。  それに対して、ウクライナは劣勢だ。ロシアとウクライナの二重工作員ゼレンスキーが疎まれているが、これもシナリオ通り。西側の大手マスコミも、6月からのウクライナ大反攻が失敗であったことを報道しているし、バイデン政権も認めている。ヴィルニウスで7月11・12日に開催のNATOサミットでも、ウクライナの加盟は見送りだ。その直前の7月5日にウクライナはザポロージェ原発の攻撃を予定し、成果をNATO諸国に見せたかったらしいが、その前日に、ヨーロッパの数か国の首脳がゼレンスキーを説得して思いとどまらせた。(NATOサミットにくっついて行ったゼレンスキー夫人は、ここでも変な服を着ていた。先日、のんびり天皇即位の動画を見ていたら、ゼレンスキー夫妻も出てきたが、この時も、奥さんはとても変な服を着ていた。プロトコルを知らない。)さて、米軍の地震兵器により大地震を100回も起こされて参っているトルコの若いエルドアンは、アメリカと裏取引で戦闘機をわけてもらえることになり、その代わり、フィンランド・トルコのNATO加盟に賛成に回った。トルコはいつもこんなことをやっているので、オスマン帝国再来はとても無理だ。 ◆〔特別情報2〕 ウクライナの方は、二進も三進も行かなくなっているので、本当に少年兵が戦場に出されている様子だ。18才から徴兵の対象になるが、少年兵が17才、16才で戦死している。バンデラ思想で子供の時から洗脳され、当然のように戦争に行ったのだろう。それに対して、ウクライナの戦死公告や、新聞の死亡欄を組織的に調査しているグループがロシアにあるが、それによれば、最近の戦死者の平均年齢が、何と37才だ。ウクライナ社会の中堅どころが戦争に駆り出されて、というか道路上で狩り出されて、前線に送られている。戦後の再建に必要な人材が、毎日、戦場で消えてゆく。ウクライナ社会はすでに死んでいる。ブラックロックがハコを作っても、中に人がいない。
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