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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

「ワグネル反乱」がプーチンの偽旗作戦であることを見抜けなかったバイデンは、ワグネルを調略できると見込んで、何兆ドルもの資金と兵器を投入した。ところが資金も兵器も、そのままプーチンの手に渡ってしまった。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2023年6月29日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「ワグネル反乱」がプーチンの偽旗作戦であることを見抜けなかったバイデンは、ワグネルを調略できると見込んで、何兆ドルもの資金と兵器を投入した。ところが資金も兵器も、そのままプーチンの手に渡ってしまった。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  これは、ロシアの内部情勢に詳しい某イスラム教国記者からのトップ情報である。  ワグネルの騒動によって、ウクライナの情勢はどうやら大転換したようだ。仏国のマクロン大統領が、「プーチンから電話があったら、私は出る用意がある」と言ったという。ワグネルの軍人たちは、ものすごい勢力をもっており、これから24時間以内にウクライナに猛攻撃をかけて進軍してくるだろう。NATO軍に押されて劣勢だったロシアだが、ロシア軍にワグネルが加わったことで、もしかするとウクライナ全土を制圧するかもしれない勢いになると見られている。潮目が変わったかもしれないことに、いち早く動いたのがマクロンだったのだ。「仲直りしようよ」という動きにシフトし始めている。実は、その動きは仏国のマクロンだけではないという。というのも実は、「ワグネル反乱か」というわずか一日の間に、米国はとんでもない行動に出ていた。そのことが、ウクライナを支援するG7各国の中で大問題になっているのだ。  とんでもない行動とは、今月はじめ、辛うじてデフォルトを回避した米国が、何兆ドルもの規模の資金を、ワグネルに渡していたというのだ。プーチン政権崩壊のための軍資金としてだ。米国は、ワグネルを使ってクーデターを仕掛けようとしていたのだ。資金だけではない、武器も彼らに渡したという。ところが、莫大な資金も武器も、全てがプーチンの手に渡ってしまったのだ。つまり、「ワグネル反乱」に勝機を見出したつもりの米国とNATOは、虎の子の軍資金を、あろうことかプーチンに渡してしまったのだ。大失態である。「ワグネル反乱」に勝機を見出したのは、実はプーチンのほうだった。  「なぜだ。一体、どうしてプーチンのところにいってしまったのか」と、米国のシンクタンクも、その他の西側諸国も、完全に頭を抱えて悩んでしまっている。恐らく、バイデン政権は、このみすみすプーチンに渡してしまった多額の資金のことで、政権が揺らぐほど大問題になるのも、時間の問題と考えられる。 ◆〔特別情報2〕  かつて、イスラム化政策を推進するエルドアン大統領に対して、政教分離を重視する軍部がクーデターを起こそうとしたことがあった。2016年に起きた「トルコクーデター未遂事件」のことである。エルドアンが、国民的人気が高かったこともあり、多くの一般人が戦車の前で寝そべったりするなど抵抗をしたことで、クーデターは未遂に終わった。実は、このときプーチン大統領は、クーデターを起こそうとしているトルコ軍部の内部情報を掴み、全てをエルドアン大統領に伝えていたという。そのときから、エルドアンとプーチンの信頼関係は深まっていた。そして今回はエルドアンが、プーチンの力となった。というのも、ロシア軍の部隊にはイスラム教徒であるムスリムが、相当数いるからだ。特に、ロシア南部のチェチェン共和国ウクライナに隣接するチェチェン共和国はイスラム教であり軍隊もムスリムで構成されている。そのチェチェンの軍隊にプーチンはかなり助けられているという。
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