━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2023年6月28日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ パキスタンがデフォルトすると、4州独立運動に連なっていく。それを警戒するのは、長年敵対してきたインドである。インドに独立運動が飛び火すれば、30の小国に分裂してしまう。そのことを最も警戒するのは米国である。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 昨日に続き、某イスラム教の国の記者からの特別情報である。 パキスタンは今月末までにIMFからの支援がなければデフォルトとなる。万が一、デフォルトということになると、どうなるのか。現在、パキスタンには4つの州がある。それぞれ民族も違い、言語も違っている。それら民族も言語も違うそれぞれの州をパキスタンというひとつの統一国家としてまとめてきたものは「イスラム教」であった。しかし、デフォルトという事態になれば、4つの州がそれぞれ独立していく可能性が極めて高い。 パキスタンは、ウクライナに武器支援をしている。その関係で、ロシアを怒らせてしまっており、ただでさえエネルギー不足で何度も停電が続いているなか、いまもロシアからの石油は入ってこない。 まず、最も考えられるシナリオとしては、米国が債務を立て替えるということで、パキスタンの原爆核兵器を押え、パキスタンには使わせないという契約を結ぶだろう。その流れが最も有力だ。 これまでパキスタンは中国との関係は良かった。両国の友情は海より深く山より高いなどと言われてきた。そうした最も良好な時代を築いた、前首相のカーン政権時代にはパキスタンと中国がサウジとイランの間を仲介して、仲直りさせることに成功したのだった。ところが、カーン首相は米国謀略により失脚してしまい、さらに中国は、イランとサウジの関係が良好になった途端、パキスタンとの距離を置き始めしまっている。カーン首相が失脚したことも大きく、これまでパキスタンに支援してもパキスタン政権幹部たちが横領してしまうことを理由に支援を渋り、その分をイランに投資するようになってしまっている。結局、中国としてはイランとの関係が築かれたことで、パキスタンはお役御免となったらしい。 【参考】パキスタン中銀、臨時会合で1%利上げ IMF融資の条件… … …(記事全文3,296文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)