━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2023年2月11日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆『小沢一郎の時代』(1996年2月6日刊) 第11章 小沢政権が誕生する日(タイム・スケジュール) 政界再編第三幕 ─────────────────────────────────── 平成八(一九九六)年の日本の政治は、総選挙一色で展開する。小選挙区比例代表並立制度下での初の衆議院解散・総選挙がいつ断行されてもおかしくない情勢の下、政変の可能性をはらみながら激動していく。 政界再編成は、平成六(一九九四)年十二月十日の新進党結成を契機に、第三幕が開かれた。第一幕は、平成五(一九九三)年七月十八日の総選挙の結果、自民党が衆議院で過半数を確保できず、下野し細川連立政権が誕生したときから、平成六(一九九四)年一月末、自民党の譲歩により、政治改革関連法案の国会成立の見通しが立ったときまでであった。そこから第二幕が開かれ、細川連立政権、羽田連立政権の二つの政権が崩壊し、平成六年六月三十日に自民、社会、新党さきがけの三党による村山連立政権へと政権が交代していく。村山運立政権は、主に旧連立政権与党側から「野合」という非難を激しく浴びせられ「短命に終わる」という大方の見方に反して長期安定政権への道を着実に歩みはじめた。 第三幕は、衆議院の解散・総選挙によって全国の小選挙区の三百議席、比例代表二百議席の勢力分野が確定した瞬間に閉じ、次の幕へと展開していく。 平成五(一九九三)年七月十八日の総選挙の結果、小沢一郎は、日本新党代表の細川護煕を首相に押し上げ、八党派を与党とする連立政権を樹立し、自民党を野党に転落させ、政界再編成の第一幕を開いたのである。 小沢一郎は、平成六(一九九四)年一月末、懸案であった政治改革関運法案の成立に成功し政界再編成の第二幕の開幕に向けて、驀進を開始した。 その間、細川護煕首相が、佐川急便問題や金融投資問題などによって躓き、突如辞任したため、小沢一郎の最大の盟友・羽田孜が、新しく連合政権を樹立した。… … …(記事全文1,914文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)