━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2022年12月17日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆『小沢一郎の時代』(1996年2月6日刊) 第7章 小沢軍団の豪華な顔触れと実力 小沢一郎総理大臣の誕生に命を賭ける ─────────────────────────────────── 小沢一郎が、新進党の党首選挙に立候補を決意するに至ったのは、党内での「小沢外し」の動きが直接のきっかけだった。小沢一郎の選挙部長を務めた二階俊博衆議院議員は、「小沢一郎を倒せ、小沢一郎を葬るかあるいは小沢外しの保・保運合を考えろという動きが新進党内にあった。これを若手のみなさんが敏感に察知した。具体的に見えなくても、政治家として肌で感ずるというものがあったのでしょう。そこで小沢立つべしという声が盛り上がって参りました。このままでいいのか、われわれ小沢さんとともに、この国の日本の政治をわかちあって行きたい、何をボヤボヤしているのだという激励を受けて始まったことです」 と経緯を打ち明ける。この若手議員たちの声に呼応するかのように、ベテラン議員たちの間からも、 「小沢さんのために、やるならやろう」 という声が起こってきた。二階俊博衆議院議員は、日頃から懇意にしている経済界の人々やジャーナリストたちに、意見を聞いて回った。すると、多くの人が、「今立つべきだ。遅過ぎる。立たないなら頼みに行こうと思っていた」 と勧めてくれた。そのなかには、瀬島龍三や政治評論家の森田実もいたという。熱烈な「小沢待望論」である。そこで二階俊博衆議院議員は、アメリカのケネディーやクリントンの大統領就任時の年齢と比較して、小沢一郎は、決して若くはない、いま今この時期にこそ小沢一郎が立つべきだと感じたという。首相官邸の方に視線を当てると、村山富市首相は、一日でも長く官邸の住人として生活をしたいということ以外に、国家の最局責任者として、それに相応しい指導力を発揮していない。二階俊博衆議院議員の目には、情けなく映っている。… … …(記事全文6,155文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)