━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2022年11月20日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆『小沢一郎の時代』(1996年2月6日刊) 第4章 行政制度をつくり直す 内務省の解体 ─────────────────────────────────── 中央集権体制をやめて、徳川幕府時代のときのように、幕藩体制のような地方分権体制に戻そうという発想が生まれてきてもおかしくはない時代になった。 内務省は、日中戦争以後は戦時体制の進展に伴い、国民の自由を全面的に奪うとともに警察による監視体制を張りめぐらし、まさしく警察国家を出現させた。 ところが、日本は、第二次世界大戦に敗北し、連合国軍に占領される。連合国軍最局司令部(GHQ)は日本を弱体化するため、武装を解除した。また日本の民主化に乗り出し五大改革(婦人の解放、労働組合の結成奨励、学校教育の自由主義化、秘密審問司法制度の撤廃、経済制度の民主主義化)に加えて、財閥解体や農地解放、公職追放を行った。 連合軍最高司令部は、内務省を、天皇制イデオロギーをバックボーンとする皇室政治の具現者とみて、解体を命じた。この結果、内務省のそれまでの強大な権力機構はバラバラにされて、内務関係の行政権力は弱体化に追い込まれた。昭和二十二(一九四七)年十二月、ついに内務省全体が廃止されたのである。 バラバラにされた内務省から警察庁、建設省、自治省が生まれる。さらに、建設省からは国土庁が生まれている。昭和十三(一九八三)年一月十一日に、内務省から独立していた厚生省からは労働省と環境庁が派生していく。… … …(記事全文1,318文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)