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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

『ロックフェラーに翻弄される日本』(2007年11月20日刊) 第7章 安倍前政権とロックフェラー、そして福田政権ヘ  安倍晋三を支援する統一教会とゴールドマン・サックス社(1)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2022年9月17日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『ロックフェラーに翻弄される日本』(2007年11月20日刊) 第7章 安倍前政権とロックフェラー、そして福田政権ヘ  安倍晋三を支援する統一教会とゴールドマン・サックス社(1) ───────────────────────────────────  2007年7月29日に行われた参議院議員選挙では、自民党が37議席と改選前の半分超しか獲れず、1989年の36議席に次ぐ惨敗となった。非改選と合わせても83議席にとどまり、初めて第一党の座から転落した。これに対し、最大野党の民主党は選挙区、比例区ともに自民党を圧倒し、結党以来の大勝となる60議席を獲得した。このときの選挙戦については、自殺した松岡利勝元農相や赤城徳彦元農相に代表される政治資金会計問題や、社会保険庁が国民年金の納付記録を廃棄していた問題が取り沙汰されるなど、自民党の敵失で民主党が大勝したと言われている。  確かにそうした面があるとはいえ、実際には小沢一郎代表の選挙戦略がかなり功を奏した面もある。その戦略の対象になっていたのが、中間産地の農業地帯である一人区で重点的に活動することだった。  参議院では二十九もの一人区があるが、そこで自民党に23勝6敗と大きく勝ち越したことが、民主党の大勝につながった大きな要因として挙げられる。それも、とりわけ自民党が圧倒的に強かった日本海側で、現職の自民党候補者が落選しているケースが多いのが目に付く。東北では岩手県が小沢代表、福島県では渡部恒三最高顧問(政治団体の収支報告書の記載不備を指摘され、2007年10月4日辞任を表明)が地盤を形成しているが、それ以外の自民党の勢力が強い各県でも民主党が健闘した。  大敗した自民党の中で、最も議席が減った派閥は津島派(旧橋本派)である。最大派閥である町村派(旧森派)もかなり減らした。この選挙では安倍政権やその背後にいる統一教会の勢力が弱体化し、結果的に民主党が、大勝した。このため連立与党内では小泉政権下とは異なり、自民党の安倍執行部と公明党の関係が悪化し始めた。統一教会が憲法を改正し、軍拡路線を敷いて「大東亜共栄圏」を目指しているのに対し、創価学会は「反戦・平和の党」として、カトリックの総本山であるバチカンと関係が深い。統一教会と創価学会は互いに"水と油"の関係なのである。ブッシュ政権と良好な関係にあった小泉政権時代には、創価学会=公明党と自民党の選挙協力はうまくいっていた。  異変が明らかになったのは、2007年の参議院議員選挙。公明党はこのとき、大幅に得票数を減らしたのである。
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