━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2022年8月27日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『ロックフェラーに翻弄される日本』(2007年11月20日刊) 第6章 小泉改革と市場原理主義者の竹中財政 東京地検特捜部、堀江貴文と村上世彰を逮捕 ─────────────────────────────────── 堀江は「ホリエモン」の異名を自認し、2005年2月8日、ニッポン放送株を「時間外取引」で35パーセント取得、その手法は「奇襲攻撃」と非難された。堀江は、メディアとインターネットの融合を画策。「メディア・インターネット・ファイナンス・コングロマリット事業」というビジネスモデルを掲げ、メディアの集客力とインターネットの強みを最大限に活かした金融事業を展開しようとした。フジテレビとの業務提携が具体的に進めば、「メディア・インターネット・ファイナンス・コングロマリット」の実現に向けて大きく前進するはずだった。フジテレビにしても、メディアとインターネットの融合ビジネスにおいて、テレビ業界で最先端を走れる条件を手にし、業界トップの巨大テレビ会社になる可能性が大だった。 堀江はそこに、壮大な夢を描いていた。 [1]フジテレビ・ニッポン放送・ライブドアのグループ企業体がリーディング・カンパニーとなり、「メディア・インターネット・コンプレックス(複合体)」特有のビジネスモデルを構築し、豊かなコンテンツを武器に壮大な市場を占有する。このうち、フジテレビがメディア業界の最先端を走る。 [2]「メディア・インターネット・ファイナンス・コングロマリット」による新しいビシネス・モデルを構築する。ライブドアの堀江社長がその先駆けとなり、資本主義社会における「利子生み資本」を最大限に発展させ、名実ともに日本が金融大国にのし上がる。 [3]「メディア・インターネット産業」におけるM&Aに触発され、日本のあらゆる産業が、M&A時代に突入、アメリカ型経営が常識化していく。「ストラテジック・バイヤー」「ファイナンシャル」の二つのタイプの買収が活発化。とくに製薬業界などで合併、買収が盛んに行われるようになる。… … …(記事全文2,797文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)