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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

自民党のなかはいま、喧嘩でグッチャグチャになっている。しかし国民が思うほど、自民党にとって統一教会の打撃はたいしたことではない。それより内閣改造に向けてのポスト争奪戦に血眼になっている。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2022年8月5日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 自民党のなかはいま、喧嘩でグッチャグチャになっている。しかし国民が思うほど、自民党にとって統一教会の打撃はたいしたことではない。それより内閣改造に向けてのポスト争奪戦に血眼になっている。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  これは、自民党二階派「志帥会」重鎮からの特別情報である。  内閣改造が当初の予定より早まって、10日に行われることになった。自民党のなかはいま、喧嘩でグッチャグチャになっている。統一教会問題でさぞかし大騒動しているのかと思いきや、そうではないらしい。メディアは騒いでいるが、国民が思うほど、自民党にとって統一教会の打撃はたいしたことではない。それよりは、内閣改造に向けてのポスト争奪戦に血眼になっており、ここは一刻も早く内閣改造をしてしまわないと、みんな倒れそうになっているのだという。そうしたなか岸田文雄首相は8月3日夜、東京都内のホテルで森喜朗元首相、青木幹雄元官房長官らと会食した。遠藤利明選対委員長、小渕優子組織運動本部長も同席している。森喜朗は、安倍晋三元首相が凶弾に倒れた2日後の7月10日夜、自宅風呂場で血まみれになって倒れ、救急車で搬送されていた。集中治療室に運ばれ、一時は10日も持たないのではないかといわれるほど危険な状況が続いていたという。ところが奇跡的に容態は回復に向かって退院し、これまで仲が悪かったといわれていた青木幹雄とともに岸田首相と会食をした。森喜朗と青木幹雄の間を取り持ったのは、小渕優子だったという。小渕優子もようやく、政治的な動きができるようになったようだ。  現在、旧竹下派は、よそ者の茂木敏充幹事長に乗っ取られ「茂木派」となっている。青木幹雄と小渕優子が手を組んで、茂木から派閥を取り戻し「小渕派」にしようと画策している。一方、病み上がりながら森喜朗は、主のいなくなった安倍派の調整役を買って出ている。そういうなかで岸田、森、青木の会食が行われ、内閣改造がこの10日に行われることとなった。青木と小渕は、茂木を幹事長から外し、財務相にしたらどうかと進言したとみられる。また、茂木派には安倍洋子夫人が目をかける加藤勝信がいる。青木と小渕の画策を知ってか知らずか、洋子夫人は加藤勝信に対して、「幹事長でも何でもポストをとりに動きなさい」と発破をかけ、「あそこに行け」「ここに行け」と事細かく指示を出し動き回っているという。  内閣改造で、もし菅義偉前首相が副総理になったら、二階は裏切られたこととなり、その時点で「菅・二階」ラインは終わる。二階が副総理になるのならまだいい。しかし、菅が岸田に取り込まれて副総理を受け入れるならば、菅派の立ち上がりは幻となり、同時に二階派は完全に草刈り場となる。  一方、安倍派のなかはというと、萩生田光一の勢いが強いようだ。しかし、強いとはいっても萩生田では、ひとつにはなれない。一方、跡目争いの欲を出していた世耕弘成は、安倍派のなかではまるで人気がない。結局、安倍派のなかでは、塩谷立会長代理が、人柄がよく人望があるため、安倍派の調整をしているところだ。しかし、それがあまりにも大変で、塩谷自身が過労でいまにも倒れそうなほど難航している。  岸田政権は、とにかく何もしようとしない。後ろ盾だった麻生も、次の選挙には出ないということなので、岸田政権を支えるほどの影響力はもはやなさそうだ。内閣改造をしても、支持率が低下して人気がなくなるだろう。支持率低下に耐えられなくなって次に交代するとしても、その後がいない。
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