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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

国民のための政治の実現を約束して当選した国会議員は、堂々と「文通費100万円」を受け取るべきだ。政治のなんたるかをわかっていない似非政治家のいう、偽善アナウンスに惑わされてはならない。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2021年11月22日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 国民のための政治の実現を約束して当選した国会議員は、堂々と「文通費100万円」を受け取るべきだ。政治のなんたるかをわかっていない似非政治家のいう、偽善アナウンスに惑わされてはならない。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 「れいわ新選組の大石あきこ議員が18日、フジテレビ系『めざまし8』の取材に応じ、文書通信交通滞在費(文通費)について『活動費』として使うとコメント。これに橋下徹氏は『活動費として認められてるのは政党交付金がしっかりある』と反論した。」(デイリー新潮)ということで、維新創立者の橋下徹弁護士は、文通費を活動費に使うべきではないかのような反論をしたようだ。さらに、橋下はツイッターで次のような発言をしている。 「れいわの大石議員は小選挙区ではボロ負け。比例でかろうじて当選。しかも投開票日10月31日の翌日11月1日にやっと当選。これで10月分の経費100万円を受け取る異常さ」  元政治家であり、元政党代表者で、現在政治コメンテーターとして政治発言をする橋下の発言のほうがよほど異常なのだ。  集計が遅れて当落の判定が翌日になったとしても、投開票は31日、その日を基点に当選した議員に対して支給されることが法律で定められている。投票が終わった時点で、既に当落ははっきりしているとみなし、それを受け取ることのどこが異常だというのだ。弁護士であり元政治家である橋下が本気でそれを正論だと考えたうえでの発言だとしたら、政治音痴も甚だしい。似非政治家だったという烙印を押さざるを得ない。  文通費(文書通信交通滞在費)10月分を受け取らないということは、国民のための政治活動をする気がないことを意味することになる。政治家のなんたるかをわかっていない似非政治家のいう、党に上納させてどこともわからない組織に寄付するなどという偽善活動アナウンスに惑わされてはならない。  文通費を何に使うか、これは細かく追及すべきではない。政治家というのは、権力闘争のなかでの動きがある。権力闘争のなかでの動きは、敵方にバレてはいけない動きが当然ある。誰とどこでどんな会話をしたのか、交渉事もあるだろうし、そこでどんな文書が交わされたのか、これらの動きは権力闘争のなかでの、敵方に知られるわけにはいかない機密性が伴う。こうした動きは政治家の特性であり、それを公務員のように一から十まで厳密にするとなると、政治家の活動は成り立たなくなる。文通費は、そうしたことを念頭に置いてつくられた制度であり、だからこそ、わざと曖昧にし、報告や公開の義務がなく、歳費と合算して振り込まれるのだ。安易に詰めてはいけない。
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