━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2021年11月10日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「野党共闘」の失敗は共産党との距離が原因ではない。枝野代表が「野党統一名簿」を迷惑だと突っぱねたときから失敗は始まっていた。そのやり方が極左そのものであり、その極左の顔で議席を減らしてしまった。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 2019年参院選前の2月、「野党統一名簿」の問題が小沢先生と枝野代表の間で持ち上がっていた。しかし、枝野は「迷惑だ」との言葉で突っぱねた。同年5月、当時の国民民主党の大塚耕平代表代行も「野党統一名簿」を持ちかけた。しかし、枝野代表は乗らなかった。ここに今回の選挙の敗北の原点がある。「野党統一名簿」に乗らなかった枝野代表の視野の狭さが野党共闘を失敗に導いた。そして、野党の顔をしながら自民党紐付きの元民主党重鎮たちの存在も災いした。 そして枝野代表のお膝元の埼玉県某選挙区で立憲民主党候補者の選挙を応援した、元市会議員は次のように話す。以下、元市会議員からの特別情報である。 やはり、枝野幸男代表は政権交代の旗頭となる代表の器ではない。枝野は、弁は立っても、大物政治家のオーラがまるでない。華もない。今回の選挙ではっきりしたことは、共産党との共闘がダメだったのではなく、左翼の枝野幸男が代表だったからダメだったということだ。要するに、左翼特有のセクト主義から、枝野は視野が狭く器が小さいということに敗北の原因がある。 立憲民主党と旧国民民主党が合流するというとき、選挙区の仲間、地元の県会議員や市会議員のなかで、国民民主党の玉木雄一郎と立憲民主党の枝野幸男のどちらが代表になるのが望ましいかという会議をした。立憲民主党系の地方議員には旧社会党系の人が多かったこともあり、そのときに出た結論は、「まずは選挙のことを考えて、いまのところは枝野が代表になるのが望ましいだろう」ということになった。しかし、実際の選挙区は保守層が強く、また候補者も自民党の県会議員だったこともあって、今回の選挙、枝野代表には一切応援を頼まなかった。 そのことが功を奏し、埼玉12区の立憲の森田俊和は、前回400票差で選挙区では負けて比例復活の当選だったにも関わらず。今回は10倍の4000票もの差をつけて小選挙区で2期目の当選を果たすことが出来た。 2017年の選挙の後には、いまの国民民主党の玉木代表から「次の選挙では小選挙区で当選してほしい」と激励されてもいた。やはり、国民民主党から合流した議員は、もともと保守であり、旧社会党が支える左翼の枝野代表では戦いづらかったということだろう。左翼のリーダーは、保守二大政党のリーダーにはなれない。そこからして無理であり、大物政治家ではないということだ。… … …(記事全文4,539文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)