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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

1964東京大会開会式での挨拶は、日本原子力研究所初代理事長の安川第五郎組織委員会会長だった。そして2020東京大会、福島第一原発事故を伴った東日本大震災からの「復興五輪」の名は虚しく置き去りに

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2021年7月26日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1964東京大会開会式での挨拶は、日本原子力研究所初代理事長の安川第五郎組織委員会会長だった。そして2020東京大会、福島第一原発事故を伴った東日本大震災からの「復興五輪」の名は虚しく置き去りに ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  東京五輪開会式、橋本聖子組織委員会会長挨拶を観ていて、つくづく思ったことは、この挨拶が森喜朗前会長でなくて、まずはよかったという安堵の思いだった。その後、「#森喜朗さんありがとう」がトレンド入りしたと知り、「会長を辞めてくれてありがとう」なのかと思ったほどだが、そうではないらしい。国民が犠牲になるのは当り前のことと思う人たちが額面どおり、感謝の意を投稿しているということのようだ。もはや「多様性と調和」という理念は「復興五輪」のキャツチフレーズとともに忘れ去られてしまったようで、「忍耐と犠牲」とともに、「全体主義と分断」を増長させ、さらには、次の北京五輪を意識した「対中包囲政策」の一環として、東京都主催にも関わらず「国策政策としての強硬五輪」となってしまった。しかし、北京大会と東京大会、何をもって勝負するというのか。中止は敗北を意味して開催したところで、結局は大半が無観客での開催だ。国民が犠牲になることを屁とも思わない中国は、当然、マスクなしの有観客で開催することだろう。どちらが「国民の犠牲」を強いられるかの勝負といえる。人権を尊重する国であるならば、国民に人権のない中国に勝てるわけがない。同じ土俵で勝負すること自体が間違っているというものだ。日本には、「負けて勝つ」「負けるが勝ち」という高等戦術があるというのに、結局、土俵に上げられてしまい、国民に犠牲と我慢を強いる「呪われたオリンピック」開催となってしまった。ところで、この呪いは一体どこからきているものなのか。  森喜朗の挨拶ではなかったことを「不幸中の幸い」と安堵した「呪われたオリンピック」。57年前の東京五輪開会式で、挨拶をしたのは、日本原子力研究所初代理事長で安川電機会長の安川第五郎組織委員会会長でであった。  今回のバッハ会長のスピーチが13分と長丁場だったのに対して、当時のアベリー・ブランデージIOC会長のスピーチは、片言ながらも日本語で、カタカナにしてわずか98文字だった。  1964年東京五輪における天皇陛下開会宣言までのスピーチは以下のとおりだった。
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