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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

酒類取引停止要請への批判沈静化に向けて、西村経済再生担当相の辞任の流れが出てきているが、そこには3A対二階+小池の死闘が存在している。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2021年7月14日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 酒類取引停止要請への批判沈静化に向けて、西村経済再生担当相の辞任の流れが出てきているが、そこには3A対二階+小池の死闘が存在している。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  菅政権の迷走が著しい。コロナ禍とするなか、政府にとってのコロナ切り札と推奨するワクチン接種が進んでいるのだか足りないのかよくわからない中、国民の大半が開催を中止すべきと危惧する五輪を、強硬に開催しながら、東京都は緊急事態宣言が続き、お店でお酒は飲めない。首都圏の3県はまん延防止措置を継続。五輪開催中の感染防止のためなのだろうが、酒類の販売業者に対して、自民党の古くからの支持団体である「酒類業中央団体連絡協議会」を通じて、酒の提供停止などに応じない飲食店との取引停止の要請をしたというのだから驚いた。そこまで締め上げるほか、感染防止を収まらないということなのだろう。こうなってくると、五輪後に間違いなく行われる国政選挙の結果がいまから楽しみというものだ。  ところで、7月12日の共同通信の配信によると、「自民党の下村博文政調会長は12日、酒屋などが加盟する全国小売酒販組合中央会の幹部と党本部で面会した。中央会は、新型コロナウイルス対策で、酒類提供を続ける飲食店との取引停止を求めた西村康稔経済再生担当相に対する業界内の反発を伝えた。下村氏は『厳しい現状を深く認識して努力する』と応じた。中央会側は『乱暴な発言で、全国の酒販店が悪者扱いされた印象を抱いた。きちんと対応してほしい』と下村氏に伝えた。同席した田中和徳前復興相が記者団に明らかにした。」  全国小売酒販組合中央会は古くからの自民党の支持組織であり、その幹部が抗議に出向いた相手が、西村康稔担当相ではなく下村博文政調会長であり、その話を公表したのが田中和徳前復興相であるところ、これこそまさに政局がらみの展開といえる。  早速、自民党二階派「志帥会」重鎮に以下話を聞いた。  田中和徳前復興相は、また大臣になりたがっている。恐らく、田中和徳は、西村康稔経済再生相を辞めさせて、その後釜を狙っている。田中はそういうやつだ。 今回の酒類提供停止に応じない飲食店への圧力ともとれる金融機関や酒類小売店への要請への批判は、もともと官邸サイドで準備していたことであるにも関わらず、西村康稔経済再生相ひとりが被り収拾がつかないほど炎上してしまった。その沈静化のためには、西村を辞任させるしかないという方向になりつつある。しかし、それは単なる選挙対策ではない。そこに3A対二階+小池の死闘が存在していることは間違いない。
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