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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

日本の新聞4社は東京五輪のオフィシャルパートナーであり、菅首相の五輪強硬開催の最も強い後ろ盾だ。菅首相の自信と意欲が、番記者への言葉ににじみ出ている。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2021年6月18日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 日本の新聞4社は東京五輪のオフィシャルパートナーであり、菅首相の五輪強硬開催の最も強い後ろ盾だ。菅首相の自信と意欲が、番記者への言葉ににじみ出ている。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  6月17日、9都道府県の緊急事態宣言解除及び第204回通常国会の閉会をうけて菅内閣総理大臣記者会見した。会見に向かう菅首相は番記者に対して、「私は覚悟を決めた」と話していたという。G7各国からは五輪開催の支持を取り付けて帰国した菅首相は、出発前とは人が変わったように自信に満ちていた。そもそも、今回の東京オリンピック・パラリンピック競技大会では、新聞4社(読売新聞東京本社、朝日新聞社、日本経済新聞社、毎日新聞社)が「一業種一社」の原則を超えて、異例の複数社によるオフィシャルパートナーとなっており、つまり菅首相の五輪強硬開催の最も強い後ろ盾ということだ。その自信と意欲が、番記者への言葉ににじみ出ている。ここで「中止か延期だ」の話は、新聞4社にとっては有り得ない話だったということだ。  一方、立憲民主党の枝野幸男代表が11日に日本外国特派員協会で会見し、東京五輪・パラリンピックをについて、「1年延期か中止かという選択をIOCとの間で交渉すべきだ」と政府に求めたという。しかし、日本の新聞4社にとっては、何をいまさらというところだろう。しかも、解散はないことを見込みして安心して内閣不信任案を出したことも、全てが見え透いていて、まさに「どっちらけ」。そこへきて国会閉会後のこれから選挙だというときに、共産党とは連立政権を組まないとまで発言。うすうすわかっていたことだが、政権を取りに行く気がまるでないことを宣言したのも同然だ。枝野では野党はまとまらず、何年かかっても政権交代は実現しないだろう。日本の政界は新聞4紙の後押しで自民党劇場が続いていき、野党支持者も応援の意欲を失ってくる。言うまでもないことだが、役不足とはまさにこのことで、大御所がトップに出なければ話にならないのだ。  以下は、昨日に続いて本日も、自民党二階派「志帥会」の重鎮からの政界トップ情報である。  菅首相がG7に行く前、安倍は菅首相に選挙後の続投を約束した。だから菅首相は不安を払拭し、G7で落ち着いていた。  安倍はこれまで麻生と画策し、再々登板を狙ったり、それを断念した後には洋子夫人の意を受けて加藤勝信を立てると言ったり、必ずしも菅の続投を手放しで支持してきたわけではない。ところがG7を目前に、一気に菅支持を固めた。菅が二階を外して安倍についたからということもあるが、それだけではない。  菅首相は、官房長官時代から安倍の悪事を隠蔽・改ざんと全て尻ぬぐいをしてきた。安倍にしてみると、ここで菅に逃げられてはまずいと気付いたのだろう。安倍は長く総理をやったけれども戦後最悪の総理だったことが、菅首相によって歴史に残されかねない。それを考えれば、菅の花道を美しくしておかなければならないと考えたのだろう。だからあと2年くらいはさせるということを話した。最初は二階が菅政権をつくったけれども、今度は俺が第二次菅政権をつくるということを言った。それと、かねがね菅は、「二階はよく党をまとめてくれたけれども、やり過ぎるところがある」と不満を漏らしていた。それに対して安倍は、「今度は俺が、ちゃんと(菅首相を)守って、やらせる」と言った。そうなってくると安倍は清和会97議員を抱える自民党のキングメーカーになっていく。そして57議員を抱える麻生は甘利を幹事長に押し込めば、こちらもキングメーカーだ。この2つの派閥が自民党の双璧となってタッグを組んで第二次菅政権を支えることになる。
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