━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~ 2021年6月17日 ◆─── - - - - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。 政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - - - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 同日同時間帯に開催された3Aの議連と二階の議連は、自民党国会議員にとっては踏み絵みとなった。自民党内は駆け引きが続いており、このまま解散まで、自民党劇場が続くことになるだろう。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕 これは自民党二階派「志帥会」の重鎮からの政界トップ情報である。 自民党の甘利明税調会長が会長を務め、安倍晋三前首相と麻生太郎副総理兼財務相が名誉顧問の「3A」組の議員連盟「半導体戦略推進議連」の勉強会と、二階俊博幹事長を中心とし安倍晋三前首相が名誉顧問に就いた「自由で開かれたインド太平洋」推進議連の設立総会が、それぞれ15日に開かれた。2つの議連が同日に開催されたことで、自民党内は大騒ぎになっている。当初、2つの議連は同時刻の午後5時開催スタートを予定していたが、「半導体戦略推進議連」の副会長となった二階派の林幹雄幹事長代行が甘利明会長へ進言し、3A組の「半導体戦略推進議連」は30分スタートを遅らせた。それにより、各議連の名誉会長である安倍晋三前首相は、両方の会合に顔を出すことができたようだ。当初、若手が集まらないといわれていた二階の「自由で開かれたインド太平洋議連」だったが、30分遅らせたことが功を奏し、蓋を開けてみれば130人と会場を溢れんばかりの自民党国会議員が集まった。甘利の「自由で開かれたインド太平洋議連」のほうは60人くらいが集まった。 同日同時間帯の2つの議連は、自民党国会議員にとっては踏み絵みたいな存在となった。やはり選挙前であり、幹事長の二階の顔を立てておかないと、選挙区公認を外されてしまうとも限らない。そういう思いで130人も集まったといえる。 二階の側近である林幹雄幹事長代理は、二階の議連に30分出た後、甘利の議連に出た。林は、この前のことがあるからと言っていた。この前のこととは、参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で河井陣営に1億5千万円を提供した自民党本部の決定に、当時の選対委員長(甘利明)も関与していたと記者会見で明らかにしたことだ。 自民党は、まだまだ駆け引きが続いている。これから自民党劇場になりつつあるかもしれない。 ◆〔特別情報2〕… … …(記事全文3,409文字)
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)