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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

東京オリンピック開催支持へ加勢した「さざ波」発言が正しいかもしれないと、中川俊男日本医師会会長が証明してしまったようなもの。医療ひっ迫を訴えられても、もう誰も医師会の自粛要請には従わない。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2021年5月13日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 東京オリンピック開催支持へ加勢した「さざ波」発言が正しいかもしれないと、中川俊男日本医師会会長が証明してしまったようなもの。医療ひっ迫を訴えられても、もう誰も医師会の自粛要請には従わない。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  常に上から目線で、「国民は明らかに弛緩んでいる。都内のあちこちで若者がマスクしないでバーベーキュー、週末にやり放題ですよ」などと、国民に向けて威圧的な言葉で自粛を強いてきた日本医師会会長の中川俊男が、2021年4月20日、東京都で新型コロナウイルスに対するまん延防止等重点措置が適用されている期間にもかかわらず、自ら発起人となって自民党の自見英子参議院議員の政治資金パーティを開き、後援会会長として挨拶に登壇、常勤役員14人全員が出席していた。医療現場はひっ迫しているのではなかったのか。医療体制崩壊危機は、国民への脅しだったのか。東京オリンピック開催支持に加勢した、高橋洋一の「さざ波」発言が、正しいかもしれないことを、医師会会長が身をもって証明してしまったようなものとなった。示しがつかないとはまさにこのこと。これから先、いかに感染が拡大し危機を煽られ、医療ひっ迫を訴えられても、もう誰も医師会会長の自粛提言には従わない。会長辞任はしないというが、コロナ禍が続く限り、威圧的な言葉を発した内外からの針のムシロは続く。  政治家の会食などには全面自粛を行うよう厳しい姿勢を見せてきた中川俊男会長だが、切って捨てるような上から目線の発言は、医師会内部からも批判が出ていた。  2021年1月6日の記者会見では、「新型コロナウイルスは普通の風邪ではない。急激に重症化し、致死率も風邪や季節性インフルエンザとは大きく違う。」と述べ、続いて2021年1月13日の会見では、「医療壊滅が起きる」と危機を煽り、「有事」「戦争」の表現まで使用していた。たとえば、日本医事新報社の「中川俊男日本医師会長インタビュー「COVID-19パンデミックで見えてきた医療の課題」【日本医事新報創刊100年記念特別企画】」のなかでは、「このような有事の時には、リスクマネジメントに厳しくむしろマイナス思考の人が責任者として全体をリードすべきです。台湾はIT担当相のオードリー・タン氏が思い切った対策を『そこまでやらなくてもいい』というぐらい徹底的にやってうまくいきました。」と「有事」になぞらえて答えていた。  また2021年2月9日の内外情勢調査会での講演での発言が、医療産業情報に掲載されているのだが、医療従事者は大変で、そのために国民は自粛を守り支援(奉仕)しろといわんばかりの論調だった。主だったところを抜粋する。 「医療従事者は次々に運ばれてくる新型コロナ感染患者への対応で、心身ともに疲弊している。1月下旬は東京都内で1000人以上/日、国内で5000人以上/日の感染者が出ている。最良の支援は財政支援ではなく感染患者を減らすことである」  そこまで危機を煽った人が、政治資金パーティの呼びかけ人となり、まん延防止等重点措置が適用されている期間に、パーティに参加したのだった。
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