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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

菅首相長男による総務省高額接待「文春スクープ」は、菅版「内務省」解体の始まりか。令和のGHQは、誰だったのか、意外なところに菅政権の盲点があり、今後、我田引水の菅利権が次々と炙り出されていく。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~   2021年3月1日 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ 世界の政治・軍事・経済・金融を支配するパワーエリートの動きやその底流で 行われている様々な仕掛けなどを中心に、重要情報(特ダネ)をキャッチして速 報する。                          政治評論家 板垣英憲 ◆─── - - -                    - - - - - ───◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 菅首相長男による総務省高額接待「文春スクープ」は、菅版「内務省」解体の始まりか。令和のGHQは、誰だったのか、意外なところに菅政権の盲点があり、今後、我田引水の菅利権が次々と炙り出されていく。 ─────────────────────────────────── ◆〔特別情報1〕  菅義偉首相は、第二次安倍政権での官房長官時代から、あたかも旧内務省を彷彿させるかのような権力構造を掌握し、その権力を私物化していたことが明らかになってきた。第一次安倍内閣の総務大臣だったわけだが、実際に総務省の権力構造を知ったのは、2005年10月31日から2006年9月26日の第3次小泉改造内閣での竹中平蔵総務大臣のもと総務副大臣(情報通信、郵政担当)として総務省内部統制のトップを任されたときで、このとき事実上人事権なども行使していたという。竹中平蔵のもと、総務省利権の旨味を教えられた。しかし、それだけではない。  菅首相の十八番「雪深い秋田のイチゴ農家に生まれ」という苦労話は有名だが、父・菅和三郎が菅首相に大きな影響を与えたことは、「農家の苦労人」よりも、「満州鉄道調査部員」だったことだろう。これまで実務家として評価されたきた菅義偉首相は、派手なオーラがない分目立たないところで地道に、権力を行使し国費を還流し私物化してきたことになる。その構造は、まさに旧内務省の権力構造であり、その構造を第二次安倍政権で構築してきていた。その実務は、小泉政権下での総務副大臣時代に遡るということだ。  ちなみに、菅首相が政治の師と仰ぐ故・梶山静六は、竹下政権下の1987年11月6日から1988年12月27日に、旧内務省の後進である自治省(総務省の前身)の大臣(国家公安委員長兼務)を務めている。 ◆〔特別情報2〕  内務省は、第二次世界大戦前の警察、地方行政など対民衆行政一般を所管した中央官庁で、明治六(一八七三)年十一月に太政官の一省として設置された。内務行政の主軸は、富国強兵のための勧業政策と国内治安対策の推進にあった。すなわち、殖産興業および対民衆政策の推進機関であり、政府の実質的中枢機関となった。その原点というべき目的は、明治政府が、帝国主義時代のなかで、欧米列強の餌食にならないよう国防体制と国内治安の確保を図ることであり、欧米諸国をモデルとする近代国家建設にあった。  明治政府は、徳川幕府から政権を天皇に奉還させてできあがった。強い国家づくりを目指して、中央集権体制を築こうとした。明治維新の当初、政権の基盤が脆弱だったからである。戦時という国家の危機に対処するには、国民が心を一つにし、一致団結して行動しなくてはならない。「一旦緩急」の場合、国民は、国家に一命を捧げる覚悟を必要としたのである。
… … …(記事全文3,560文字)
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